20210513 日記133 豊崎愛生4thアルバム『caravan!』についての覚書その1
仕事。
今日は心を入れ替えて奮起することができた。
近所のラーメン屋の中で、ガールズバー、電子タバコ屋、スナック、小料理屋などが並ぶ建物の一番奥という、めちゃくちゃ入りづらい場所でやってる汁なしラーメン屋さんに初めて入ってみた。
美味しかった。この立地条件であそこまでにぎわっていたのは、実力の証明なんだろうな……と思った。
豊崎愛生4thアルバム『caravan!』について
ラーメンを食べて外に出たら『caravan!』の収録楽曲が発表になっていた!!!!!
うっ……嬉しすぎるッ……!
2020年2月、土岐麻子さんのライブに連れて行ってくれた後輩(俺の日記に登場する『後輩』という概念を司る存在)に、真っ先にLINEを送ってしまった。
収録楽曲と楽曲陣を見回した時、最初に思い浮かんだイメージは『一千年の散歩中』のことだったように思う。
あなたに会いに行こう
約束も何もないけれど
私の手には道で集めた花束がある
前作のオリジナルアルバム『all time Lovin'』のラストを飾る楽曲で、5年間、歩き続けてきた先にあるのが、今回の砂漠を旅する商人の集団を意味する『caravan!』というタイトルなのだと思っている。
同時に、砂漠を歩く中で隣に寄り添ってくれる『ラクダ』のモチーフも重ねられていると話されていた。
豊崎愛生さんの寄り添うという言葉は、歩き続けて、歩き続けて、たどり着いた先に広がっていたのが砂漠だったとしても、前を向いて歩き続けようとする人の隣にいてくれるという意味だと思っている。
それを歌い続けるためには、豊崎愛生さん自身も、どんな世界になったとしても、常に前を向いて歩き続けようとしていなくてはならない。
その大きな覚悟は、家から出られない今の状況でも、ただいまとおえりを交わす場所として、一度も立ち止まることなく『豊崎愛生のおかえりらじお』木曜22時からの生放送を続けてくれた、その背中にこそ証明されたものだとも思っている。
生活を音楽にするというのは、その覚悟のことだとも思っていて、10曲に削ぎ落された楽曲と製作陣をみただけで、その信念を貫いて、歩き続けた旅の先で出会った、同じように前を向いて日々を懸命に生きようとする『仲間たち』のアルバムであり、同時にそれは、一千年の散歩中で安藤裕子さんから贈られた『道で集めた花束』という歌詞の本当の意味なのではないかとも思っている。
アルバムの新曲、この前の配信ライブで披露された『それでも願ってしまうんだ』しか聴いてないのだけど、既にめちゃくちゃ感想と感情が溢れ出してしまうこの感覚自体が5年ぶりで、嬉しくなっちゃいますね……。
アルバムリリースの間に、俺も24歳→29歳になったのだけど、この嬉しい感情は全く変わらなくて、その事実にさえも嬉しくなってしまう。
LINEを送った後輩に、嬉しすぎて思わずダル絡みしてしまったのだけど、曲のリストをみただけで「段々と行進が出来上がっていく過程ってことだと思うんですけど、結びに向けて寄り集まっていく感じはall time Lovin'を思い出しますね」と言ってきて、同じように思っていて嬉しかったのだけど『March』を拾って、俺よりかなり的確な指摘をしてきたので、思わず「先を行くのやめてください!!!!!」と返してしまった。
この情報が解禁される度、その時その時に思ったことを刻み付けていく感覚も久しぶりで、今年はせっかく日記をやっているので、アルバムがリリースされ、1つの作品として向き合う瞬間まで、ちゃんと感じたことを整理していこうと思います。
今から発売が楽しみで仕方がないです。