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20240822 日記370
猛烈ラジオ生配信(予告)
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8月27日(火)20:00~、猛烈ラジオ生配信をやります。あれからもう1ヶ月が経ったのだね……。
8月の近況報告と、2024年の活動方針についてお話しようと思います。
コロナ罹患、改めて自分の現状と向き合う契機になり、情けないことも言う放送になると思いますが、それも含めての猛烈ラジオで、誰よりも自分のために言い訳をせず進捗報告をしようと思います。
bachoのライブ
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8月2日の話なのですが、bachoのライブに行ってきました。
“硬派なTwitterをやってるので、普段はいいねした人に〇〇には乗らないのだけど、純粋に俺の音楽や世界を広げてくれた1人であるヨシダの兄貴からオススメの音楽を賜りたかったのでいいねを押すと、bachoの『ビコーズ』という曲をオススメされる。”
ヨシダさんからオススメしてもらって、約2ヶ月の間であまりにも聴きすぎて、爆速でライブのチケットを取っていた。
姫路がホームタウンなので、関東のしかも地元である府中に来る貴重な機会を逃すわけにはいかなかった。
府中Flightは、母校の死ぬほど近くだったりする(個人情報だだ洩れ)ので、前も京都で音楽をやってる友達(アニキ)がツアーに来た時、なんか不思議な気持ちになったりもしていた。
この日も母校を横目に会場に着くと、ずっと音楽の中や映像の中で観てきたボーカルの北畑欽也さんが普通にコインパーキングに車止めて降りてきたり、バーカンで酒飲んでたりしていて、ステージの上ではなく、そのまま日常の延長線上にいるような感覚を覚えた。
短い期間ながらも、曲に食らい励まされた末の初めてのライブで、想いはたくさんあったが「これから初めてライブ観るのに、音楽がめっちゃ良くて……って声かけるのも変な話だな」と思って、欽也さんの方をチラチラ気にしながら「ライブで見せてもらおうか……」という超謎の目線で開演を待つことになった。
オープニングアクトのSAIHATE、対バン相手であるSeeYouSmileの後、bachoはこの日最後の出番だった。
早めに会場についていたこと、距離感の近いライブハウスだったこともあり、ステージのほど近くに立っていたため、転換の様子からマジマジとみてしまう。
欽也さんは年季の入ったボロボロのギターを下げて、裸足でステージに立っている。
日常と地続きの中でみていた体験も含めて、さっきまでその辺にいる普通のおじさん(大変失礼)と感じていたのが、ステージで準備を進める姿をみたら、急にその道を極めた仙人のようにも思えてきたのが印象的だった。
bachoのライブ、最初みた時は結構衝撃的だったのだけど、ほとんど全曲の全フレーズ、みんなずっと一緒に歌っている。
でも、その気持ちはめちゃくちゃ分かる。分かってしまう。
俺も初めてのbachoのライブ、全曲の全ての歌詞が分からずとも、ずっと全力で歌っていた。
性別も年代もバラバラなファンが、きっと俺と同じように自分の歌のように思っていて、自分自身に歌っているのだと確信できる空間で、それを確かめあえることが何よりも嬉しかった。
萌芽で「大丈夫、大丈夫」と欽也さんが、マイクに乗らない程度につぶやいているのをみた時に、この人も俺たちと同じで、自分の言葉を自分に言い聞かせているのだと思った時、ステージの上と自分の生活が強固に繋がった気がした。
だからステージの上からのグータッチを返した時、俺も頑張らなくちゃなと思えたのだと思う。
いろいろ遡ると、恐らくbachoのライブで1時間全力で一緒に歌っていたことで流行り病に罹ってしまった可能性が高いのだけど、誰のせいとか無いのはもちろん、行かなければよかったとも一ミリたりとも思わなかった。
誰かにうつしてしまうのが一番嫌なので、自分が罹っていることを自覚していたら当然参加しないけど、時間を戻せたとしても、ここが原因だったとしても、狭いライブハウスで全力で歌っていることを確信できる。
数年前まではそんなこともあまり大きな声で言えなかったことを思い出す。
不要不急という言葉や、生きることの意味を考えたりもしていた。冗談ではなく、ライブがないというのは俺にとって限りなく死に近い状態なのだと感じる。
夢の中じゃなくて 遠い理想じゃなくて
なりたいようになりたいなら
這ってでもいいからにじり寄っていくような
今日を明日を、あさってを
アンコールで特に好きなNENASHIGUSAを聴くことが出来た。
THA BLUE HERBのLOSER AND STILL CHAMPIONに、この曲の一節がサンプリングされていることに後から気づいた。
ライブでもらった熱と、音楽から受け取った言葉があるから、苦しくても歩みを進めることを諦めずにいられる。
ここからの選択がネガティブなものにならないように、今この瞬間からの俺が頑張ろうと思います。