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20230831 日記330 ケイスケの猛烈ラジオ#4&豊崎愛生のおかえりらじお第700回放送
ケイスケの猛烈ラジオ#4後記
【ケイスケの猛烈ラジオ#4】
— ケイスケ (@gkeisuke) August 30, 2023
公開を開始しました!(お待たせしました)
「ライトノベル作家になりたい」という夢を抱き、約14年の時を経て、ようやく初めての新人賞に投稿した話をお届けする真面目回です。(#1 を聴いてから聴くといいかもしれません) #猛烈ラジオhttps://t.co/hH7GvZuwco
昨日、ケイスケの猛烈ラジオ#4を公開しました。
3ヶ月間のつもる話もあり、収録音源は3倍くらいの長さがありましたが、編集・抜粋して30分前後に収めました。猛烈ラジオ収録回は常に1アニメ(24分)を目標にしている。
編集で漏れてしまった部分や、言葉足らずだった部分を日記で埋めていこうと思います。
「なぜライトノベルなのか」の補足
文章を書く理由については話していましたが、なぜライトノベルでなくてはいけないのかという点に関してはアンサーが足りていなかった気がする。
かつては豊崎愛生さんと一緒にお仕事をするためということ、ライトノベルを書いて、いつかアニメ化して豊崎愛生さんに声をあててもらうことが夢でした。
これは後述しますが、今回は「豊崎愛生さんを理由にしない」ことを徹底していたので、あくまでも今の俺が選ぶ表現技法として、なぜライトノベルにこだわるのかを改めて考えました。
でも、これはそんなに難しい話ではなく、カルチャーへの愛と感謝、憧れがあるからだと思っています。
どんな文章を、どんな物語を書ける自分になりたいか……というのを想像した時に、やっぱり一番はかわいい女の子、かわいい男の子を書けるようになりたいなというのがあるんですよね。
昔から人の内側からにじみ出るかわいらしさが好きで、胸がキュンキュンした瞬間、心が揺さぶられた衝動を表現するなら、現状は上手くできなかったとしても、そういう情動をデフォルメしながら、強く打ち出せるライトノベルの中で書けるようになりたいなと思ったからです。
すごい抽象的なことを言うと、俺が書けるようになりたいのは「愛」と「笑い」と「生活」のことで、今後も基本的にはラブコメをやるつもりではいます。(これはやり続けてる中で気が変わるかもしれない)
偶然にも、その書きたいことと募集しているものが噛み合ったことも、集英社ライトノベル新人賞を選んだ理由でした。
そして、動画中で語った「伝えたいことを貫いた上で、その言葉や想いを通じて、誰かと出会える可能性を少しでも広げたい」という根源の願いでいうのであれば、ライトノベルは仕事や実生活では交わることの無い、自分より若い世代と出会える可能性が高いからというのも理由の一つです。この言い方だと語弊がある。
執筆に使用したツール
課金して、ほとんどはNolaで書いてました。
キャラクター設定やプロットを参照しながら書けること、目標文字数への到達パーセントや改行を含めた原稿用紙換算をしてくれること、簡単な誤表記はパッと指摘してくれることなど、助かることが多かった。
ただ、締め切り前日、会社から帰宅する最中にデータを1章まるまる間違えて消してしまった疑惑が浮上し死にそうになったので、ちゃんとローカル環境でも保存しようという教訓が生まれました……。(完全にお前のせい)
行動予定を組み立てたり、メモ書き程度のアイデアの蓄積はここで行った。
キャラクターやストーリーを自分なりに分解したやつは、今後もストックしていきたい。
当初頼ろうと思っていた小説執筆AIやChat-GPTくんは、ほとんど使わなった。
Chat-GPTくんは、プロット出しの最初の最初に「こういう筋もあるのか……」というのを提示してもらう感じでちょっと手伝ってもらって、画像生成AIはキャラクターのイメージ像を具体的にするために少し使用した。
これに関してはツールが悪いというか、俺がどう使えばいいのかという理解に至っていなかったことが原因だとは思うので、それを思いつけば使用するかもしれない。
執筆中に聴いてた曲
本当はこの中から何曲か抜粋して、曲紹介を絡めながら(権利問題があるのでイントロだけ流して)ラジオをやる構想があった。
ラスト1週間は、血走った目でサンボマスターを聴きながら近所を練り歩く妖怪になっていました。
執筆に際して学ばせて頂いた本
ネコチャン。
構成の仕方をいちから学ぶにあたって、大いに参考にさせてもらいました。
俺の現状の技術では、エンタメをし過ぎると失われてしまう淡いの部分をどう通していくか……ということが課題になるなとも思った。
場面設定と職業設定以外の類語辞典シリーズは全て新規に購入しました。
信じられないことに、これまで「類語辞典、使わんやろ……」と思っていたが使うね……。
特に、性格類語辞典はキャラクター設定を詰める、キャラクターと対話する時に大いに役立ちました。
動画で話した通り、それでも想像しきれなかったという話ではあるのだけど、SAVE THE CATと共に苦手部分を学ばせてもらった感じです。
最初はAmazon audibleで聴いていましたが、キャラクターについて語ってる部分が参考になったので紙でも買いました。
ずっと前に買ったまま塩漬けにしていたのを読んだ。キャラクターの部分が参考になりました。
いかにキャラクターに苦悩していた期間だったかが分かる。まだ全然苦悩している。
先行研究1。
面白かったし、やりたいことはかなり似通っていて、だからこそ、己の作品と見比べた時に、ライトノベルとしてどうお出しするかの工夫が凝らされていることを思い知らされた。
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先行研究2。
この作品も面白かったし、主人公が立ってるから、アイドルとの関係性が俺みたいにねちょねちょしてなくて、こういうやり方もあるんだ……と思った。(あるだろ)
先行研究3。
正直、これが一番やりたいことに近い作品ではあった。
もう執筆を押し進めている最中に出会ったこともあり、悔しいのう……悔しいのう……と思いながら読んでいた。
その他にもいろいろアイドル、ラブコメのライトノベルを読みましたが、今は全ての創作者へのリスペクトに溢れているので割愛します。(角が立ついい方やめな)
豊崎愛生のおかえりらじお第700回放送
「ライトノベル作家になりたい」という最初の衝動は、間違いなく豊崎愛生さんに与えてもらったものでした。
同時に、少し寂しいことではあるのですが、これまでの14年間というのは豊崎愛生さんと仕事をする夢を想いながら、それだけが理由では踏み出せなかった14年間でもあったことを認めなくてはいけないと思いました。
14年前と今では、感情の種類も、熱量も変化していることも自覚していて、それでもなお、自分にとって大切な人であることは変わりません。
だからこそ、この先の人生のどこかで並び立ちたいと思うのであれば「豊崎愛生さんを理由にするのはやめよう」「自分の中に理由を探そう」と思ったのが今回でした。
たくさんの人の心を動かす物書きさんになって頂きたいなと思います。いつもありがとう。→泣いちゃった……
— ケイスケ (@gkeisuke) August 11, 2022
2022年8月11日のおかえりらじお。
この日は山の日にちなんで『山』についてのテーマメールを募集していた。
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小説を書けていなかったのにも関わらず、俺はこのメールを送り、採用してもらって「たくさんの人の心を動かす物書きさんになって頂きたいなと思います」という言葉までもらってしまった。
普段は文章を書くこと、小説についてのメールなんてほとんど送っていなくて、それでもそんなことを言ってもらってしまった。
この日は外を走りながらおかえりらじおを聴いていたのだけど、採用されて嬉しいという気持ちよりも、お前はここまで何をやってきたんだ?という悔しさと憤りの方が強かったのを覚えている。
そして、2023年8月24日のおかえりらじお。
1年前ぶりに「今、小説の賞に向けて作品を執筆している」ことをメールで送ったところ、またしてもメールを採用して頂いて、応援の言葉を頂いてしまった。
集英社ライトノベル新人賞締切前日で、正直、余裕は全くなくて、作品を完結まで導けるかどうかの瀬戸際に立っていた。
文字数や募集規定はクリアしてるし、最悪、どんな形でもでっちあげでも投稿だけはしよう……という思考をかなり頭を占めていた。
14年前から『好き』という感情の持つ意味は変わって、当時のように燃えるような、全てを懸けるような想いでは無くなっても、それでもなお俺の背中を押してくれる憧れの人に、もう恥ずかしい姿は見せられない。
なんとか踏み留まって、締め切り当日のギリギリまで全力を出し尽くせたのは、かつてこの夢を俺に与えてくれた豊崎愛生さんのおかげでした。
テーマメールを送ってくれた方の中から抽選で、豊崎さん直筆の残暑お見舞いのプレゼントもありますよ!
— 豊崎愛生のおかえりらじお (@radio_okaeri) August 31, 2023
ご希望の方は、住所、氏名、年齢を明記の上、件名に「おからじ700回」と書いてテーマメールをお送りください。#agqr #okaeri #豊崎愛生 #セカンドショット
猛烈な運・猛運(もううん)が発揮されてしまった……
— ケイスケ (@gkeisuke) August 31, 2023
そして、本日2023年8月31日のおかえりらじお。
今回は番組放送700回の記念放送で、テーマメール採用者の中から抽選で3名に「直筆の残暑お見舞い」のプレゼントがあったのだけど、メールを採用して頂き、抽選にも通ることになった……。
猛烈ラジオ#4で「生き死にを賭けた覚悟」という話をしていたが、今回、これだけ大きく宣言して、言い訳できないだけの時間をとって、それでも書き切ることさえできなかったら、この先、自分の人生は何も出来ずに終わるだろうという気持ちではありました。
恐らく、書ききれなかったらテーマメールも送れていなかったし、採用もされていなかったと思います。
だから、今回ばかりは勝手だけど、ちゃんと山を登れた先に待っていたご褒美として、お手紙を受け取ろうと思います。
俺が書いた作品の、俺みたいな主人公のようにな……。