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「わかっていること」と「できること」は違う

noteの第3回は上記のタイトル👆
ゴールキーパー育成チャンネルのSEIGAIです。

今回は以下の4つの目次から話を進めていきます。
小学生の頃からGKを始めていて、カテゴリー毎にGKコーチが居れば単純計算ですが
小学生→中学生→高校生と最低でも3人のGKコーチに教わっていることでしょう。
同じクラブに在籍し続けた場合にはジュニア、ジュニアユースと同じコーチのパターンがあったり、ジュニアユースのコーチが高校の部活も見ていて、6年間お世話になったりと、組み合わせは色々。
その場合には、カテゴリー毎に1人ではなくひとりの人から長く教わることにもなります。
もしかしたら、小学生の時にはGKコーチが居ない、中高で1人ずつ出逢いましたもあると思います。
ではその中で、教わっているからできるかは別というのが今回のお話です。

意外と気付けない落とし穴


自分の能力が上がってきたり、同級生または下級生に自分よりも能力が劣る(表現は何でもいいですが、、)選手が居ると、自分の立ち位置が何となくわかってきて、チームでもスタメンとサブと言うように厳しい現実として立ち位置がハッキリします。
そうすると、自分は上手いんだとか、あいつよりおれの方がとか、自分に目が向かなくなることがあります。
例えば、小6、中3、高3とそのカテゴリーの中の最高学年になると上が居ないので、いつの間にか無意識にそういう感覚になったりもします。


出来ているという思い込み

自信を持つという意味では
おれならできる!
絶対大丈夫だ!これだけ努力してきたんだ!
という気持ちはとても大切ですし、そういう強い気持ちを持ってゲームには挑むべきだとも思います。
ただ、探究心や向上心を持てなくなったらGKは終わりです。
おれは出来ていると思ったら、その時点で自分のプレーに矢印が向かなくなり、人のせいにしたりコーチのせい、環境のせいにし出します。
出来ていると思いながらも、背が伸びたり、筋力が上がったり、メンタル的に上下動があると、プレーは変化します。
そこで、その時々でちゃんと自分と向き合えるかどうかがその先の成長曲線に影響を与えます。
他年代を普段から見ているとほんとによく分かります。
高校時代に全国大会に出たから自信満々だけど、技術的にはまだまだ足りないなんてことも多々。
ユースでやっていたから自分は凄いんだなんて思い込みだったり、ジュニアユースで関東大会に出たから、全国大会に出たからと、どれも価値がある結果だと思いますし、努力が実るに越したことはないので、それは否定しません。
本人の気持ちの部分の話ですね。


客観視できる人の必要性



そこをちゃんとジャッジしてあげられるのがコーチという立場です。
自己分析はとても重要ですし、自己評価をすることは自己肯定感にも繋がるので大事になります。
ただ、サッカーはチームスポーツである以上、結果を求められるカテゴリーにおいては相対評価なので、自分がどれだけ頑張って努力しても、チームメイトが自分よりも能力が高く、コンディションも良ければパフォーマンスも高くなるので、残念ながら試合には出て行けません。
なので、自己評価/自己分析とは別に
客観的に見てあげられる立場の人が必要です。
それがもし自己分析と合っていたらその感覚を大切にすれば良く、全く違う視点で話を聞けたのであればそこに耳を傾けて気にしてみる。取り組んでみる。
という所が次へのステップアップになります。
ここで大事なのがコーチと選手の関係性です。
信頼されていない人からの言葉はどれだけ素晴らしいことを言われていても響きませんし、説得力にも欠けます。
逆に、信頼されている人からの言葉は、多少観点がズレていても響いたりもしますから、やはりコーチとして、選手として、お互いの人間性や関係性が大切になってきます。

探究心、向上心を持つこと

これは当たり前の話です。
キーパー本人が上手くなりたい、強くなりたいと思えなければそれ以降の伸びはありません。
環境やコーチがなんとかしてくれる。。。
そんな甘い世界じゃありません。
もちろん、環境も大事ですしコーチも大事です。
それ以上に本人の気持ちが大事であることは言うまでもありません。
人によっては全く無いパターンもありますが、各年代において、激しめの思春期を迎えていると練習がめんどくさい、親との関係性が悪い、友達同士との絡みが辛い、勉強とのバランスが取れない。異性に興味が湧いてサッカーに集中できない。暴力的になる。学校の先生とうまくいかずに問題児的な立ち位置にされてしまう、、、など、細かいことを挙げたらキリがないほど、思春期あるあるの部分は皆さんもよく思い浮かぶと思います。
様々な環境下で、サッカーに、ゴールキーパーのトレーニングに高い集中力でのぞめる子も居れば、それが難しい子も居ます。
その中でも本人自身の上手くなりたい、強くなりたいという気持ちを持ち続けられることが何よりです。

コーチとしてもその辺りに気を向けて居られるとより良い関係性が作れるかもしれません。

第3回はここまで。
長文読んでくださりありがとうございました。
このnoteでは、ゴールキーパーの育成環境において、まだまだコーチが足りなかったり、居るけど根性論ばかりでちゃんと指導を受けていないだったり、コーチとして始めたばかりの未来を担う若手コーチや、週末子供たちに接してくれているお父さんコーチの為に、「コーチ視点」の話をしていきます。
継続して読んで頂くことでより理解も深まると思いますので引き続きよろしくお願いいたします。
サッカー界への還元を。

周りにキーパーをやっている子がいる
コーチ視点が気になる
などあればぜひシェアの方もよろしくお願いいたします。

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