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サッカー姉弟のあれこれ【弟編#2】

中学進路(チーム)選び

前回の弟編の続き。(年を越してしまった!)

U12カテゴリーの活動は夏休みの終わりと共に後半へ折り返す。
同時に、各チームは次の世代U11(5年生)を見据え、徐々に5年生メインの大会が多くなり、6年生には慣れない週末オフが続く。
強豪チームで遠征やリーグ戦を戦い抜いているのは別として、普通の6年生には自然な流れだ。

そしてこの頃からU15(中学生)チームの体験会や、クラブチーム、強豪校の『セレクション』が始まる。
各チームは競うように体験会を開き、入団の門戸をオープンにして来季のチーム編成を模索し始める。
・・・というのが一般的な流れだが、クラブチームはやはりというか、とても『したたか』だ。
各チームの運営者はU12カテゴリーを前期・後期通し、体験会開催前に目星を付けた選手に事前に声を掛けるのは当たり前のこと。
『ウチで面倒を見させて欲しい』と。
チームメイトの中でも声が掛かる子、そうでない子が当然出てくるので、中学世代のチーム選びはその後のサッカー人生において、ひとつの重要なターニングポイントになるのではなかろうか。


Jジュニアユースへの挑戦

・部活でサッカー
・地元クラブチーム
・県外の強豪校
・JFAアカデミー
・Jリーグチームの下部組織

あくまで私見だが、中学世代のサッカーは恐らくはこの順番のような入部・入団の難易度ではなかろうか。

長男は自チームはもとより、U11時代から市トレセン・県トレセンのメンバーともサッカーを通じて仲良くなった他チームの友達がたくさんいるのだが、長男はその友達のほとんどが次年度に所属するであろうチームにはあまり興味を示さなかった。
長男は「強くても『行きたい』と言って誰でも行けるチームでサッカーはしたくない。」と言っていた。

それが何を意味していたのかは、周囲も親である私も良く理解が追いつかなかった。
友達とワイワイではなく、未知の世界に飛び込んで自身がどれだけ通用するのかを試したい、という気持ちだったのだろう。
そして彼自身に絶対的な自信があったのだろう。

今年度全国中学王者(他県)、JFAアカデミー(他県)、地元J2クラブジュニアユースに的を絞った。


ケガの代償

強豪中学での練習会&選考会ではひと通り、思うプレーが出来た(本人談)。
選考会終了後にそのチーム指導者から声がかかる。
「君は、今週末の〇〇(県以上エリア)トレセンに来る?」と。

当然答えはNOだ。

オスグッドにより6年生の初めから直前まで活動を制限していため、市トレセンにはいるものの県外遠征メンバーから外れ、次の県トレセンのテーブルにも乗っていなかったからだ。
県外の子が受け入れられるには、ある程度のトレセン選考実績がものすごくものを言う事がわかった。
仮に選考会で輝いた動きをしていても、実績のない県外選手を入部させるには指導者のリスクである事は当然。
ということで県外強豪校からの連絡はその後も無かった。


続く

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