この日本をおちゃめでパワフルでラブアンドピースな
ゴリラの国にするために立ち上げた野望―――
それが「日本ゴリラ化計画」。
日本ゴリラ化計画の具現化に向け、日本に住む20人のゴリラ(G20)との面会を果たしたい―――。
まだ会えていないふたりのゴリラに会い、日本ゴリラ化を推進するため、日本ゴリラ化計画実行委員の私は犬山と浜松に飛んだ。
果たして、無事日本ゴリラG20全員との面会を達成することはできるのか。
今回は犬山編第3回である。
↓犬山編これまではこちら。
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タロウさんのお昼寝タイム中に日本モンキーセンターを一周。
たくさんのおサルたちと出会い、モンキーセンターの魅力を大いに感じた後、再びタロウさんの暮らすアフリカセンターへ。
風はなく、暑くもなく、寒くもなく。
やわらかい日差しが差し込むお庭で、独身貴族タロウさんは眠る。
時折お庭の真上を航空機が轟音をたてて通り過ぎる。
近くに基地があるのかな。
航空祭の練習なのだろう。大きい機体一機と小さな機体数機が編隊を組み、一糸乱れず、右から左へあっという間に飛び去って行く。
ものすごい音が響くのでタロウさんが起きてしまわないかと心配するも、
タロウさんは何事もなかったように、ただ悠然と気持ちよさげに横たわっている。
タロウさんがお目覚めになるまで、こちらもお庭の向かい側にあるベンチでのんびり張り込むことにする。
お昼寝するタロウさんを見つめながら一本満足バーをかじる。
かじってはミルクティーをゴクリ。
また航空機が通り過ぎる。
なんと贅沢な時間だろう。
14:00過ぎ、タロウさんがゆっくり起き上がり、こちらへ歩いてくる。
あわててカメラを手に取り、金網の前にダッシュ。
写真じゃタロウさんのめちゃくちゃ器用なペットボトル使いが伝わらない……
でも安心してください!
そんなこともあろうかと動画も撮ってきましたよ!!(ドヤ!)
(ダンディーなタロウさんを目前にしてかなりパニックになっていたので揺れてます)
15:00、タロウさんのお食事タイム。
タロウさんはいったん外で待機して、室内は美女飼育員さんがお食事の準備にとりかかる。
タロウさんとお別れをし、タロウさんのお庭の前の広場に差し掛かると、こんな説明書きがぽつんと立っていた。
ヒトは特別な存在などではなく、数多くの動物のひとつに過ぎない。
そして、この世界はヒトだけのものではない。
この「ヒト」の説明看板の最後の一文を、いつまでも忘れずにいたいと思う。
金網の向こうから見られているのは、私たち「ヒト」だ。
タロウさんの弟のトニーさん(50歳)は、戦時下のウクライナ・キーウ動物園で暮らしている。
タロウさん。
あなたのつぶらな瞳に、私たち「ヒト」はどう映っているのでしょう?
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続く。
#日本ゴリラ化計画