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続・我が心のとしまえん


あの最後の日からもう1年以上たつというのに、としまえんのことを語り出すと、ポエム&ノスタルジーが止まらなくなるのが私の悪い癖である。


としまえんは東京都練馬区にあった遊園地で、2020年8月に閉園。
ローカルで庶民的な遊園地として地元民に愛され、私も幼いころからなじみの深い遊園地だった。父が撮影した、としまえんの満開の桜の下に幼い私が立っている写真は、見るたびに懐かしさで胸がしめつけられる1枚だ。
としまえん‥‥存在していてくれさえすればそれでよかった。としまえん‥‥。

としまえんロス

私の中に住み着いて離れない、このとしまえんへのノスタルジー。
これはもう、恋だと思う
としまえん‥‥いつか忘れられる日が来るのだろうか‥‥。



そんなん思ってんの、ここらの人間だけやで。あんた、ひらパー(ひらかたパーク)ゆうたって、何とも思わんやろ?それとおんなじやで!

‥‥‥チッ、出たな、関西人(夫)!

確かに私はひらパーへの思い入れは1ミリもない。なんならひらパーってじゃんけんの一種ですか?くらいに思っている。だがそれが何だというのか。そんなことでは私のとしまえん愛はびくともしない。
としまえんは私の心の中に永遠に生き続ける。永遠に‥‥‥‥。

すみません、何を言っているのか自分でも訳がわからなくなってきました


そんな訳で(どんな訳だ)。
練馬区立石神井公園ふるさと文化館というところで「思い出のとしまえん」という企画をやっていると知って、先日見に行ってきた。

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写真がへたすぎて一番下の「今日は4月1日です」という文字が切れているが、新聞の一面にど~んと掲載されたエイプリルフールの広告は笑った。1990年、このころのとしまえん、攻めていた。


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懐かしいアフリカ館。怪しくて好きだった。
エジプトの王様。
野生動物たち。
ジープに乗って、もう1度マサイの人達と再会したかった。


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これは「年増えん」大好きな夫に。TSM48。
TSMとはいいながら、お姉さま方、若さはじけております。



通路には来館した人たちのとしまえんへの想いが、神社の絵馬のように張り出されていた。

としまえんは私の人生でした
親と行って、デートで行って、そして子供と行きました
アフリカ館、一番好きだった!

私と同じ気持ちの方が多くて、笑顔になりながらも、ちょっとうるうる。
しかし、気になるのは、跡地に建設予定のハリー・ポッターの施設に対する地元民の意見だ。


「としまえん復活してほしい。ハリーポッターはいらない!」
ハリーポッターに行くのは最初だけだと思う。としまえんがいい!」
「としまえん好きだった。なんでハリーポッターなの?

‥‥‥辛い。としまえん地元民のハリーポッターに対する意見が辛すぎる。
ハリー・ポッターは悪くない。皆としまえんに対する愛が深すぎるのよ。思い入れが深すぎるの。今はまだ傷がふさがっちゃいないのよ。できたらできたで、皆ハリー・ポッターに行っちゃうと思うのよ。きっと。
ハリー・ポッターファンの皆様、悪気はないの。許してね。私は好きだよ、ハリー・ポッター。特に各巻冒頭の、ハリーが人間界で暮らしてるところ。

もうひとつ気になる絵馬(?)を見つけた。

お父さんだけ木馬の会に入れてもらえなかった

木馬の会というのはとしまえんの年間フリーパスのことなのだが、お父さんだけ入れてもらえなかったとは、いったいどういうことなのか!?
としまえん側に、
「あー、お父さんはとしまえんのイメージにそぐわないので、お断りいたします。」
と言われたのか!? それとも、お母さんに、
「お父さん木馬の会に入ったってどうせ行かないでしょ!入っちゃダメ!」
と言われてしまったのか!? 

真相は永遠に謎のままだ。