三浦半島探検紀行 番外編
前回、三浦半島に出かけた記事を書きましたが、載せきれなかった写真がけっこうありました。
下手すぎる写真を撮ることでおなじみの私・え。
残念な写真が多いですが、せっかくなので番外編としてお蔵出しです。
観音崎公園
三浦半島と言えば、海。
海の匂い、打ち寄せる波の音。
海から離れたところに住んでいる私は海に限りない憧れを持っています。
こちらは横須賀美術館前の道路から見える海の見える風景。
海の向こう側に千葉県の陸地らしき影があります。
大きな船舶やヨットが行き交うのも見えます。
海って、いつまでも眺めていたくなります。
この洞窟、権現洞窟と呼ばれる洞窟で波の浸食によって岩石が削られてできた「海蝕洞窟」です。ご覧のように地層をはっきりと見ることができます。
え~、超ザックリ言うと……
むかしむかし、この洞窟に住みついた大蛇が漁民や船乗りを苦しめていたそうです。諸国修行の途中でこの地に立ち寄った行基善菩は大蛇を退治して、観音像を掘り洞窟のそばに祀ったのです。
それからこの地は観音像に守られた岬「観音崎」と呼ばれるようになったのですね。
現在祀られているのは火災で焼失してしまった観音様を、文献をもとに再現した十一面観音像なのだそうです。
横須賀市・ヴェルニー公園
のんびり海と山に癒された後、横須賀行きのバスに乗って京急汐入駅に向かいます。
汐入で降りたかったのに、うっかり終点・横須賀まで行ってしまったので歩いて引き返すと、ヴェルニー公園に出ました。
ヴェルニー公園の名称は日本の近代化を支援したフランスの技術者、レオンス・ヴェルニー(1837~1908)より。
旧名称「臨海公園」を2001年フランス庭園を取り入れた公園にリニューアルしました。
ヴェルニーは横須賀の海軍施設、横須賀製鉄所、その他の近代施設の建設を指導して日本の近代化を支援。
日本近代化と日仏友好の象徴的な人物となっています。
そうそう、初代・観音埼灯台の建設に関わったのもヴェルニーさんでしたね。
ばらで有名なヴェルニー公園、園内にはりっぱなばら園がありました。
今回は残念ながら時期外れでしたが、春や秋はきっと美しいばらが咲き乱れる様子が見られるはずです。
艦船と歴史とばら。
守備範囲広すぎ!
そういうとこ嫌いじゃないよヴェルニー公園!
三浦海岸
駅構内のツバメの巣をしばらく観察。
何といい場所におうちを作ったものか。
子供たちが元気にごはんをおねだりする声が聞こえてきます。
おかあさんは何往復もして、せっせせっせとごはんを運びます。
そして、じっと巣を見守っているお父さんツバメにほろり。
三浦海岸のツバメ一家に幸あれ。
せっかくの三浦海岸ですが、今回は海岸には行かず。
三浦海岸まで行くといつも野菜を買って帰るのですが、ここの野菜販売所、おばちゃんは椅子に座っているだけで、客は自分で金額を計算してお金をボックスに入れ、自分で野菜を袋に入れて持ち帰る、完全セルフになっております。
いつも掘り出し物の新鮮野菜が売っていて、ここへ寄るのが楽しみのひとつです。