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【日本ゴリラ化計画】千葉編①クラウドファンディングってなんだ?


ゴリラ・ラブ。そしてラブ・ゴリラ。


ゴリラ沼にずぶずぶとはまり、動物園にゴリラを見に行ったり、ゴリラの動画を観たり、ゴリラについて調べたりするうちに、彼らの置かれている状況が必ずしも明るいものではないことが私にもわかってきた。

ゴリラに幸せに暮らしてほしい。
彼らの繊細な感情を感じるにつけ、心から思う。
ゴリラの幸せっていったい何だろう。



【「クラウドファンディング」とはなんぞや?】


そんなある日、このプロジェクトを知った。

#ゴリラ #千葉市動物公園 #READYFOR #クラウドファンディング


ゴリラのために私ができることがあるのならば、やりたい。

その思いは日増しに強くなっているわけなのだが、だがしかし。

「クラウドファンディング」とはなんぞや?

長ったらしいカタカナ語が苦手な私、まずそこからである。

クラウドファンディング(crowdfunding)とは群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語で、インターネットを通して自分の活動や夢を発信することで、想いに共感した人や活動を応援したいと思ってくれる人から資金を募るしくみです。途上国支援や商品開発、自伝本の制作など幅広いプロジェクトが実施されています。

クラウドファンディング - READYFOR(レディーフォー)


ほほう。なるほど。
まずどんなことをするか発表して、それを応援したい人がお金を出すということなのだね。

私、実は昔から募金みたいなものが苦手だった。

募金箱を持った人の「おねがいしまーーーーーす」という声に耳をふさいで素通りできるメンタルはなかなか持てるものではない。
突然目の前に現れた「おねがいしまーーーーーす」&募金箱に動揺し、「ケチ」「冷たい人」と思われたくなくて何の募金だかよくわからないままにお金を入れてしまうあの心理。

「○○○○○○円集まりました!ありがとうございました!」はあっても、その後集まったお金が具体的にどのように使われたか知らされることはほとんどない。
本当に自分が支援したいものなのかどうかすらあやしい。
そこに何かもやもやしたものを感じていた。

微々たる金額であったとしても、お金を出すのならば納得して出したい。

その点はじっくり考えて参加できるクラウドファンディングならばクリアできそうだ。



【日本ゴリラ界のキーポイント「千葉市動物公園」】

千葉市動物公園は日本ゴリラ界の未来にとってキーポイントとなる動物園である。

なぜか。

ゴリラたちにはそれぞれに帰属先がある。
現在、千葉市動物公園ではオスのモンタ、メスのローラの二人がそれぞれ単独で飼育されているわけだが、実は日本でゴリラが最も多く帰属している動物園がこの千葉市動物公園なのである

こちらをご覧いただきたい。


愛すべき日本のゴリラG20


G20の中で千葉市動物公園に帰属しているゴリラはこちらの6人。

モンタ    (千葉市動物公園)
モモコ    (上野動物園)
モモタロウ  (京都市動物園)
モモカ    (上野動物園)
ゲンタロウ  (京都市動物園)
スモモ    (上野動物園)

モモ率が高いのが何を意味しているかおわかりだろうか。



元々、千葉市動物公園に帰属するゴリラはモンタモモコの2人だった。

繁殖を目的として移動するブリーディングローンによって、モモコが上野動物園に貸し出された後二男三女の母になったため、千葉市動物公園帰属のゴリラは6人になったのだ。
千葉市動物公園、日本ゴリラ界の偉大なる母・モモコ様様なのである。

ここで思うのが、
「お母さんが千葉帰属っていっても生まれたのは他の動物園でしょ。なんでこんなにたくさんのゴリラがほぼ何もしてない千葉の帰属になっちゃうわけ?」
という疑問である。

調べてみると、動物園の動物がブリーディングローンで貸し出され、繁殖が成功した時の子供の帰属先の決め方は、
「両親の帰属先が協議して子どもの帰属先を決めます」
ということらしい。
協議の結果、モモコの子供と孫の約半数は千葉市動物公園帰属となったわけである。

これらのゴリラの子たちの未来のために。
日本ゴリラ界の幸せのために。
千葉市動物公園が担う責任は重いのである。




【未来へ紡ぐゴリラプロジェクト】

さて、問題はこの千葉市動物公園の「未来へ紡ぐゴリラプロジェクト」がどんな内容なのかということである。

第一目標:1,050万円
「生息環境に近づけ、野生本来の生態を引き出す取り組み」
現在のモンタとローラの展示場に植樹します。3m程の高さまでの大小16種類の植物を展示場に植樹します。野生のゴリラが採食するショウガ科の植物も含みます。

第二目標:1,900万円
「種の未来を紡ぐ学術的知見の獲得を目的とした取り組み」
大学や高等専門学校、教育・研究機関等との連携により、環境エンリッチメントに関する学術的検証を行い、新たな知見の獲得を目指し、種の保存に貢献してまいります。

未来へ紡ぐゴリラプロジェクト|動物福祉の向上と学術的知見を活かす!(千葉市動物公園 2024/05/13 公開) - クラウドファンディング READYFOR


ざっくりで申し訳ないのだが、今の展示場に木を植えます、さらにゴリラの研究をします、ということのようだ。

木を植えるのに1000万かかるのかぁ……とか、研究内容素人にはわかりづらいなぁ……とかいろいろ思うところはあったのだが、参加することにした。

ゴリラのために何かしたいという気持ちはもちろんあるが、それ以上にクラウドファンディングがどういうものか、体験してみたかったのである。
これから(すでに?)主流になるであろう支援の仕方を実体験して、納得できるものならばこれからも参加していきたい。
その思いが強かったからだ。

支援にはいろんなコースがあり、金額、リターンのあるなし、リターンの内容も様々。
私は悩んだ末にコンゴ ローランド・ゴリラ/ドリップバッグ10個セットのリターンがあるコースを選択。微々たる金額だが役に立ってほしいと願っている。

応援メッセージも送ってみた。

送信した後、やらかしに気付きましたね……
千葉市動物公園さん、名前間違えてごめんなさい!


5月13日からスタートしたクラウドファンディングは、7月16日に終了。
7月7日には第一目標の1,050万円を達成。第二目標には少し届かなかったが、最終的に1176人から16,092,337円の支援が集まった。

ゴリラのために支援したいという人がこれだけいるのは心強く思う。

その後の活動内容もメールで送られてくるのでチェックしている。


さあ、お金を出したならば(少しだけど)、後は千葉市動物公園にゴリラたちの様子を見に行って「千葉市動物公園、ちゃんとゴリラのためにやってるか?」と姑のように細かく確認しに行くしかない。
(全国の姑さん、ゴメン)



【千葉市動物公園へ向かう】

一向に秋の気配が感じられない暑すぎる9月某日、千葉へと向かった。

すさまじい暑さの中、千葉に到着。
意外と遠かったなぁ~

千葉駅からモノレールに乗ります。
モノレール好きの私、歓喜。

千葉市動物公園最寄り駅「動物公園」駅到着。


こういう風景が好きなんです。


駅から直結、千葉市動物公園のゲートに来ました。


千葉市動物公園のロゴマークは千葉県の形のゴリラモチーフ。


ゲートから中に入るとゴリラがいますね。


しかし人がいないなぁ~~~~
猛暑だししかたないけど、経営大丈夫かなと心配になる……


12:00前、ゴリラ展示場に到着。
こちらはローラの展示場。外にいるかな?


あっ、ローラがいます!
日陰でゴロゴロ、かわいい!


お隣はモンタの展示場。
モンタはいるかな?


モンタいたーーー!
モンタも日陰で寝っ転がってます。暑いもんねぇ……



続く。


#日本ゴリラ化計画





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