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豆知識第7弾「和食器と洋食器のちがい」

こんにちは、溝辺ゼミ12期のサホです。
前回の記事では「日常をちょっと豊かにするテーブルコーディネート」として、和食と洋食それぞれのテーブルコーディネートのコツについてご紹介しました。(まだ読んでいない方はぜひチェックしてみてください✎)
今回は引き続き食器に関するテーマで「和食器と洋食器のちがい」について取り上げます。

皆さんは普段 家での食事で和食器と洋食器を使い分けていますか?
最近は和食であっても洋食器を使う機会が多くなりましたが、その違いを知ると面白みが出てきます。

①材質

まず材質に着目すると、和食器は基本的に陶器、洋食器は磁器であるという違いがあります。
粘土を原材料とする陶器は比較的軽く、粘土に陶石と呼ばれる石の粉を合わせたものを原材料とする磁器は比較的重いのが特徴です。磁器は丈夫で傷つきにくいことでも知られていて、これは固いナイフとフォークで食べる文化を持つ西洋に適しているとも言えます。

②マナー・習慣
日本では食事の際に器を手で持ち上げる習慣があります。そのため、和食器では手触りや口触りにこだわった器が発達してきました。また、手で持ち上げた際に食器の内側にも目がいくことから、外側と内側の色が違う器や内側に模様が描かれた器もよくみられます。
雑誌などで和食は斜め45度上から撮影されることが多くありますが、これは和食器の外面と内面両方の美しさを伝える手法だと言えます。
(↓↓汁椀では外側が黒く、内側が赤いものをよく見かけますよね)
  [画像: https://www.t-east.jp/fs/shokki/sw-002より]

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一方西洋では器はテーブルに置いたまま使うのが基本であり、持ち上げることはマナー違反とされます。そのため、器には触らずに上から見ることが多く、白いプレートをキャンバスのようにして、食材やソースでアートのように盛り付けを楽しんだりします。
このことから洋食では垂直の視点で撮影されていることが多くあります。
[画像: https://www.ozmall.co.jp/restaurant/6462/lunchより]

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③揃え方・楽しみ方

洋食器は同じブランドのものをセットで揃えることが一般的です。対して和食器は形や色なの異なる器を集め、不揃いであることで様々な器の表情を楽しむという文化があります。
また、和食器ならではの面白い文化に「属人器」というものがあります。これは特定の人が使う器のことを指します。
皆さんも家庭でご飯を食べるとき、“自分の”お茶碗やお箸を使っている方が多いのではないでしょうか。実は、自分だけが使う食器があるのは世界的に見てとても珍しいことだそうです。この文化が生まれた理由の一つとして、先に述べた「器を持ち上げて食べる習慣」が関係しているという説があります。特にお箸やお茶碗は触れる機会が多いものだからこそ、家族一人ひとりの手の大きさに合ったものを使うことが一般的になったのかもしれません。
(↓↓我が家のお箸。奥から父、母、姉、私のものです)

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ここまで「和食器」と「洋食器」について取り上げ、その特徴についてお話してきましたが いかがでしたか。食事に関する習慣や作法の違いが食器の違いにも表れているというのはとても興味深いですよね。
皆さんも次に器を手に取るときには、ぜひその形や材質・重さにも目を向けてみてください。


~今日の一曲~
Marteen – Sriracha
2018年に17歳という若さでメジャーデビューしたMateenのデビューEP『NOTHANKYOU.』のなかの一曲をご紹介。
R&Bをメインとし、そこに絶妙なポップ感を加えたキャッチーなスタイルが特徴的。軽快なメロディが心地良く、繰り返し聞きたくなる一曲です🔁



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