“今まで”と、そして“これから”と/東日本大震災慰霊法要 及び、釈迦如来像 開眼供養
2011年3月11日、東日本大震災を受け、
東北の地に祈りと鎮魂の仏像を届けたいと、京都の仏師 三浦耀山氏と立ち上げた活動、
『〈縁〉仏像奉納プロジェクト』
岩手県大槌町の復旧復興、そして江岸寺様の再建を経て、
2020年3月11日、東日本大震災慰霊法要とともに御本尊 釈迦如来像の開眼供養が執り行われ、
一つの区切りを迎えました。
この9年間、重ねたものの大きさを改めて思いました。
これは言葉には表すことは難しい。。
一つの町が、まさに“消滅”し、
恐らく、人が生涯のうちに知る苦痛をはるかに越えた恐怖や悲しみ苦しみを
“生きなければならなかった”人とともに歩むための必要な時間でした。
皆さんの喜ぶ笑顔を見て、心底嬉しく思いました。
モニュメント(祈念碑)として、
そして、“今まで”と“これから”を示すマイルストーン(道標)として。
町も人も、そして心もこれからです。
生きる希望となりますように。