バイカルチャル
先日、スクールのネイティブ先生に、Shion(息子21歳)はバイカルチャルだねと言われました。
Bicultural とはあまり聞き覚えないかもしれませんが、2カ国の言葉、習慣、道徳などをその国の人と同レベルに身につけている姿を意味します。
息子は幼児期から数ヶ月のNZ暮らしを繰り返し、6年生の夏、中学はNZの学校へ行くと自ら言いまして、青春時代の7年間をNZで過ごしました。
幼児の頃は、2ヶ月NZにいて帰ってくると日本語を忘れていたし、裸足で外を歩いていました。
小学校時代、日本で長く暮らしているときは、英語の文法は無茶苦茶になり、スペルもローマ字書きしていました。
でも今は確かに言語で言うと、日本語も英語も同じレベルで話す事も読む事も聞く事もできます。
ただ、書くことは漢字やカタカナもあるので、日本語が劣ります。
感情や道徳は使い分けることができ、文化も第三者の立場から冷静に分析をしています。そういう話を聞くと
すごーい(๑>◡<๑)ハーフって特!!と思われがちですが、本人は実はめちゃめちゃ努力の人なんです。w
映画鑑賞や音楽を聴くのが好きな事もあり、NZにいたときはひたすら日本のドラマを見ていたそうです。Youtubeなんかも常にみて、今の日本のブームを取り入れていたらしい。
逆に今は日本に住んでいるので、外国映画をひたすらみています。サブタイトルなしで全部理解できるらしいですが、わざと日本語の字幕を読んで漢字の練習をしているとか!
そんな毎日の工夫がバイリンガル、さらにはバイカルチャルにしてるんですね。
最近はインターナショナルの保育園も増えて、小学校に入る頃にはペラペラ喋れる子も多いんですが、油断してどっぷり日本語の世界にはまってしまったら、そらあ忘れますね。やっぱり、せっかくのバイリンガルを維持するには努力が必要です!
でも努力ってやらされてできるものではないんです。。。だから「好き✖️英語」が鍵になると思うんです。
JSEは唯一楽しいところだから・・って塾とか勉強とか忙しくても続けて通ってくれてる生徒ちゃん。これも一つの「好き✖️英語」
洋楽が好きだから家で熱唱してる!これも「好き✖️英語」
英検合格したいから勉強する!これも「好き✖️英語」
なんでもいいんです。この好き✖️を使って英語を自分のものにしちゃえば。
そしてバイカルチャルの要素、習慣や道徳も取り入れる!はなんと言ってもその現地の人と触れ合う、話す、聞く、感じる事が大切になりますね。
だからネイティブスタッフや留学経験のある人に色々な話を聞いたり、感じたりして感性を磨いてほしいなーと思います。
私も日本で毎日暮らしていますが、ネイティブスタッフのそれぞれの道徳心というか、感性を間近に感じる機会が多いので、ものすごーく発想の転換が幅広くなったなーと思います。
様々な国の人と仕事を共にするのって、色んな色の灯りがあって、日本の道徳なら消えてしまう灯りでも、違う感性で、パッと照らしてくれる光を感じる時があって、あーなんかいいなーと思います。
日本も国際化が広がっていくので、様々な国の人と仕事をする事で、灯りが増えたらいいですね!