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【寄付月間アンバサダーご紹介】廣瀬 聡 様

◆廣瀬様が寄付に関心をもったきっかけを教えて下さい

メーカーに勤めて退職後、たまたま東京大学がファンドレイザーを募集していて、興味本位で入ったことがきっかけです。
在職中、東大はバリューブックスが行う古本募金というのを始めてました。その縁で、その後バリューブックスに勤めることになりました。
(バリューブックス:https://www.valuebooks.jp/

◆寄付に関わる中で印象的だったことはありますか?
バリューブックスに入ったのがちょうど2011年。東日本大震災の年でした。震災で被害を受けた陸前高田市の図書館の再建プロジェクトに参加したことです。古本を寄付して頂きそれを販売、現金化することで数千万円の寄付金が集まりました。本の力を感じました。

また、震災直後の現地に現物を直接送っても、現場は対応しきれないんですね。当時、たくさんの本が被災地に届いていたんですけど、手が付けられず山積みになっていました。その本を買い取ってお金にし、再建資金に使用されました。

本を届けた方も「自分の本が役に立ってほしい」という思いで送ってますから、その気持ちも大切にしながら、支援される側も今必要とするもの(資金)になるので、良い形ではないかと思います。

◆個人でされている活動があれば教えて下さい
船橋市の民間図書館のNPOをしていまして、情報ステーション(https://www.infosta.org/)で理事をしています。
8月に当団体でクラウドファンディングを行いました。自分でも毎日18日間連続500円ずつ寄付をしました。トータルで結構な金額になりました(笑)
支援頂いた寄付金は本の回収箱の資金になります。
回収箱1つ5万円でつくれるので、船橋の駅近くと、北習志野に新しく設置予定です。クラウドファンディング:https://syncable.biz/campaign/2681

ひとりでは何もできない、でも大勢と力を合わせるのは大変だと言いますが、もう一人仲間が出来ればできることは広がるので、もう一人と出会ってなにか面白いことができないかと思っています。害にはならなくて、もしかしたら役に立たないかもしれないけれど、楽しい事ことをして、それがうまくいったらラッキーだな!くらいで考えています。

◆プロフィール

廣瀬 聡 (寄付月間2022個人アンバサダー)
1959年広島県生まれ。世界でただ一人のブックファンドレイザー。
ネット古書店「バリューブックス」に勤務、本の寄付がNPOや大学への現金寄付になる仕組み「チャリボン」を担当してます。
紙の本、町の本屋、図書館の行く末をぼんやり考えながら仕事をしています。

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