A3ノビ_もうひとつの結婚式_4

#7 家族に会いたくなる写真展

私は、鳥取県の中央に位置する地域「倉吉(くらよし)」にフォトスタジオを設け、撮影・講師のお仕事を、地元はもちろん、近隣の島根、岡山、そして大阪、京都、九州など出張撮影を行っています。

カメラマンとしては17年目、今日で起業して2020年で5年目を迎えます。

ウエディングフォト専門で始めたこのお仕事でしたが、今は、人生に関わるイベント撮影、また、企業様HP素材撮影依頼などありますが、特に多いものが「人を撮る」ことです。これは私がもっとも好きなジャンルであり、得意です。

3月1日~31日まで、鳥取県倉吉市にある倉吉シティホテルにて『家族がみた ウエディングフォト ~もうひとつの結婚式~』写真展を開催しています。

個展の目的は、結婚する二人に、写真を通して『なにか』を感じてほしい。

私、常に思っていることがあります。
全ての物、事には理由があり、ストーリーが存在し、側には価値観が存在する。

これが大前提です。ウエディングフォトにも、なぜこのタイミングで写真を撮るか、どうやって二人が出会って、結婚に至ったか、そしてなぜ大塚が二人の写真を撮ることになっているのか。二人はどこに惹かれあい、初対面と今のイメージの違い、家族にはどんな想いがあるか・・・など、二人の心のストーリーを縦軸の時間軸に沿って伺い、その時々に感じ・思った事を横軸として広げていき、見えない価値観を探っていきます。そこに写真撮影の『焦点』があります。

二人と楽しくおしゃべりしていきます。本当に2時間なんてあっという間です。おしゃべりしているんですが、常にアンテナを張っています。焦点探しです。
二人の、そしてお互いの価値観を探ります。価値観とは『嬉しい』『楽しい』『安心する』『その他』の分類で分けます。表現方法は違いますし、表現内容は微妙に違います。ここが凄く大切だと考えています。

話していきながら、客観的に見て、二人が気が付いていない気持ちや感情も引き出します。二人共、気が付く事もありますし、私が気が付いてほしい部分もあるのでしっかりお伝えします。

命は命から生まれて来る

大嫌いは、大好きの裏返し

時間は命

物事の捉え方は世界をかえる

など、ちょっと間違えると宗教的な話になりそうです(笑)が、写真というツールを通して、結婚する二人に気付き、感じてほしい、嘘ではない本当の事を見てほしいんです。それが私の写心家としての役割だと考えるからです。

文章にすると理屈的な、畏まったような表現になりますが、実際の打ち合わせは笑いあり、涙あり、本当に濃い時間となります。実はこの打ち合わせが、今の教育現場や企業様の『講演活動』に繋がっているんです。

ここで話がすこし脱線します(笑)
『なぜカメラマンが講演活動をしているか』
いつものテンションで、また宗教チックな打ち合わせで、『大塚さんと話をすると、物事の見かた、考え方が変わり前向きに過ごせます!お父さんとの関係性も考え方ですこし変わりそうです。ありがとうございました!』と新郎新婦さんが帰っていった次の日、地元高校の校長先生からスタジオに電話が入りました。
『〇〇の父親の〇〇高校校長ですが、大塚さんおられますか?』
昨日打ち合わせした新婦さんのお父さんだ。声もテンションも低め。・・俺、変な事言っちゃったのか・・・と思い
『はい、私が大塚です。昨日は娘さんに大変失礼な事を言ってしまいました。申し訳ありませんでした。』と伝えると
『ん?違うんです。昨日、娘が帰宅したとたん私の所に来て、”お父さん!今日カメラマンさん写真の打ち合わせしてきたんだけど、目から鱗で、凄い考え方のカメラマンさんだったの!でね・・・・と、娘は興奮して話してくれました。最後に、お父さん、今まで気分悪くする態度わざと取ってごめんなさい。お父さんに見てほしかったんだ、私。全て自分軸でした”と。娘から打ち合わせの内容を聞いた時感動しました。と同時に、この話を生徒にしてほしい!と感じたんです。是非、我が高校で講演していただけませんでしょうか』講演活動がしたくて新郎新婦さんに話した内容ではなく、考え方、物事の捉え方など、結婚する二人が今大切にするべき事などを伝えただけだったんです。

話がそれましたが、どんなことも大切な事は『目に見えない』と思うんです。この見えないものを心の目で見える様にして、写真というツールで見える化したものが、今回の『家族がみた ウエディングフォト~もうひとつの結婚式~』です。

これからも、見えないものを目の前の人にお伝えしていける様に写真を通して活動していきたいと思います。

大塚の仕事内容が気になる方は、こちらまで↓

最後まで読んで頂きありがとうございます。



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