あやのちゃんのおひとり様遊び②
1月27日(水)
2021年 第2回あやのちゃんおひとり様遊び開催
案外遊びのスパンが短い。
でもこれには理由があるんです。
26日に、ある方のツイートをたまたま目にしたんです。ルーブル美術館の夜という映画が最高だった、と。
調べてみると、なんと公開は28日まで。それ以降の上映は未定、とのことだったので急に発揮された謎の行動力で行ってきました。
ル・シネマ
渋谷のBunkamura6階にあるミニシアター。
上映作品ラインナップも、フランスやイギリス、イタリアのミニ映画に日本語字幕を付けたマイナーなもの。
ルーブル美術館の夜は、2020年にルーブル美術館で開催された企画展・ダ・ヴィンチ 没後500年展の公式ドキュメンタリー。
ルーブル美術館の企画展って、このナポレオン広場の真ん中にあるピラミッドの下で行われてるんだよ。
ルーブル閉館後の夜に撮影された映像は、丁寧な絵の解説も相まって秘密のプライベートツアーみたいだった。
邪魔にならない程度に主張する厳かな音楽と、解説が終わった後の絵画の引きのシーンは臨場感があって感動。
ダ・ヴィンチの試みや苦悩も解説してくれて理解が深まった気がする!
(隣の人の寝息につられてこっちまで寝そうだったけどね)
企画展では習作やリフレクトグラフィーを多く展示していたみたい。
リフレクトグラフィーは、絵画に赤外線を当てて、その下層の修正前の絵を見つける技術のこと。
モナ・リザのリフレクトグラフィーを見れたのは本当にいい機会だった。
最後に常設展の方に飾ってあるモナ・リザも解説してくれた!ファンサかな?
経年と共に劣化していくから、発表当時より色の彩度は大分落ちているらしい。
保存のために修復師がニスを薄く塗り続けていたけど、ニスも当然劣化する。
そうするとひび割れて、黄味を帯びるんだって。
初めて知った。カンバスじゃなかったんだ。
とにかく素敵な映画だったなあ。
モナ・リザとの対話は映画でも可能だった。
ダ・ヴィンチの描く絵は完璧すぎて無機質だ、と思っていたけれど全然そんなことなかった。
むしろ逆。あれほど完璧な筆致で生命を吹き込んで絵の中で人生を表現する画家は他にいない。
行けてよかった、最近またすごく西洋美術に触れている気がする。
ル・シネマ、上映予定の作品も興味をそそられたからまた行くかも!たのしみ。
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