在宅レスパイトって?
◆レスパイトという言葉をご存知ですか?
レスパイトとは「休息」という意味です。日常の育児や介護疲れ、家族のイベントや介護者の体調不良など、在宅での生活が困難な時に一時的に病院などに入院して頂き介護者の一時的な休息時間をとることを目的にしています。
23区では「重症心身障害児(者)等在宅レスパイト事業」というサービスがあり、看護師がお家に伺い一定時間滞在することでその間保護者に休むことができます。通常のレスパイトと違う点は、病院に数日間入院するのではなく、お家に看護師がお邪魔して普段保護者が行なっているケアを代行します。医療ケアが多いお子さんだと入院するために準備するものは多く、大荷物で病院までお子さんを連れて移動することになります。一方在宅レスパイトはそういった準備が必要なく、普段訪問し慣れている看護師が滞在することで事前の準備がほぼなく気軽に利用することができます。
◆どんな制度なの?
自治体によって多少の違いはありますが、台東区の場合ですと、対象者は主に下記の方です。
詳しくはお住いの自治体にお問い合わせ下さい。
<対象者>
①医療的ケアが必要な在宅生活を送っている重症心身障害児(者)
②次の表にある特定の医療的ケアが必要な人工呼吸器を装着している障害児、又はその他の日常生活を営むために医療を要する状態にあり、在宅生活を送っている障害児
(表)
③①か②のどちらかに該当し、医療保険などによる訪問看護で既に医療的ケアを受けているもの
※訪問看護を受けていない方はまず医療保険等による訪問看護を受けてください
<サービス利用時間・回数>
◎提供回数
4月から翌年3月の1年間に24回を超えない範囲で、月4回まで
◎提供時間
1回につき2時間から4時間までの30分単位
<利用料金>
世帯の課税状況に応じて負担額が変わります。詳細は下記の「台東区重症心身障害児(者)等在宅レスパイト事業 お知らせ」をご覧いただくか、区にお問い合わせください。
※派遣をキャンセルする際は、利用事業所へ派遣予定日の前営業日までに連絡してください。それ以降のキャンセルは、利用者負担金をお支払いいただきます。
<派遣先>
①自宅
②小・中・高等学校の敷地内
※学校への派遣は常時保護者の同伴が求められている障害児に限ります。
※学校長の承諾書が必要になります。
◆申し込みまでの流れ
(1)お住いの障害福祉課へ利用者登録申請をしてください。
(2)後日、障害福祉課より利用者登録決定通知書を送付いたします。
(3)利用事業者に連絡し、決定通知書を提示した上で利用日時等をご相談ください。
(4)予約した日時に看護師等が派遣されます。
(5)利用者負担額を利用事業所に支払います。
まずはお住いの自治体の障害福祉課へお問い合わせ下さい!
「育児=家族が行うもの」という考えがまだ強い中、つい母親に多くの負担が行ってしまいがちですが、長い子育て期間を、地域で助け合いながらできるように利用サービスは積極的に使っていきましょう。
GIVERでは在宅レスパイトに力を入れて訪問看護をしています。
子育てを地域にある資源を使いながら、みんなで担っていけるような社会を目指しています。
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