映画 トラップ

自民党が負けると感じたので先週金曜の引けに空売りでポジを持った。仕事を休んでも日当ぐらいは相場で稼げると思い立ち、逆指値を建値に置いてトラップを観に行くことにした。寄付から早い時間にスマホの通知音が鳴ったので直ぐに建値で約定したことがわかったが、トラップは仕事をサボり金の当てが外れてまで観たい映画ではなかった。
トラップを活字にして読むと、恐ろしく詰まらないだろう。劇中のコンサートも安っぽいし古臭いのは狙っているのだろうか。地方のドキュメンタリーのように物語が進んでいく。主人公がふらついている女を軽く小突いた。ローソンで買ったコーヒーのレシートの支払額は値札と違っていたが、10円ほどの誤りに時間を費やすのは無駄だと思った。レジのおばさんは身を粉にした感じで夜勤明けなのかも知れない。何回ぐらい、レジ袋は必要ですかと言ったのだろう。Apple Payで支払ったので返金の続きが面倒なはずだ。

しかし、普通、人を小突くのか?

トラップはそう思うぐらい淡々として退屈だ。エンタメに触れる時、予測が働く。日常では起こり得ないことを予測する。日常が強烈なら、また充実しているのならエンタメからは遠ざかるだろう。しかしエンタメ側も音響で、視覚で対抗してくる。
シャラマンは日常の中から物語を転じていった。冷めていれば、予測可能だったと冷笑したのかも知れないが、名うての監督は人物を巧みに描いている。普通、追い詰められた犯人が罪を告白する相手は警察だろう。それが自首だ。

ノック 終末の訪問者もだけど、映画は爆音で観るとやっぱり違うと思うなあ。


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