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オードリーのオールナイトニッポンin東京ドームの話

スペシャルな東京ドーム

二岡智宏が高橋由伸が坂本勇人がサヨナラホームランを打った。

平手友梨奈が角を曲がるで微笑んだ。

日向坂へ声を出せないおひさまたちが虹を作った。

ミスチルがカラフルな魔法のフレーズを放った。

那須川天心が武尊からダウンを奪った。

WBCで大谷翔平が160kmのボールを投げた。

そのすべてに僕は心を動かされた。
高揚して声を張り上げた。
全部、東京ドームだった。
どの帰り道も心が熱を持っていた。

大学時代、毎日この駅を使っていた。
ビルだらけの街。
大学時代、ラクーアへ一蘭をよく食べに行った。
僕にとっては日常の場所。でも、ドームに入れば特別な場所。
そんな日々を東京ドームは塗り替えてくれる。

Road to 東京ドーム

オードリーが東京ドームでライブをやる。

それを知ったときは「マジか!?埋まる!?」ってファンながらに思ってしまった。

若林さん本人も「埋まらないかも」そう言っていた。
「t.A.T.u.みたいになったらどうする?」って話もしていた 笑

そう話していた約一年前から、この景色と観客が感じた心の熱量を誰が予想していただろう。
「できるか、できないか?」なら「できる」とリトルトゥースは思っていたし、全力で応援する体勢がすぐに整っていた。

そして、それ以上にオードリーの二人、チーム付け焼き刃のスタッフさんたちが全力だった。 毎週のラジオ、YouTube、絶えることないレギュラー番組でオードリーは全力だった。

ファンも全力でTシャツをステッカーを手に入れて応援した。

すべては今日この日のためだった。

あえての僕とオードリー

五年前、オードリーの二人は武道館に立った。
それは今思い返しても、人生で一番腹抱えて笑ったし、こんなに面白い日が人生で訪れることがあるのか!と僕は思った。

今の仕事をちょうど始めたばかりの時期で、右も左もわからない時期にエネルギーをもらったし、ラジオってすげえ…オードリーめちゃくちゃ面白い。

そう感じたのが五年前だった。

あっという間に月日は過ぎた。

僕自身は、思い描いていた五年後とはまだ全然足りてない状態で、病気もしたし、ストレスやフラストレーションも毎日たまるし、相変わらず彼女がいない。

オードリーはどんどん加速していった。

特に東京ドーム発表後のブースト具合は凄まじかった。

若林さんは人間で魅せる芸人だ。
(以下敬称略)

言ってることや、やってることが、案外すぐに変わる。

それでも自由に生き続ける。

悩んでも、悩んでも、正解がでようがでまいがかまわず生き続ける。

そして高一のころからずっと面白い(らしい)。

夢の外へ外へ足を伸ばしていく。

それも特別な方法じゃない。

自分自身を信じて、腐らずやっていく、ひたむきにやっていく方法で。

それは若林だけじゃなく、「とにかくやる」という言葉を残している春日もそうだ。

ずるいじゃない。春日何も言わずにずっとプロレス練習してるなんて。

「魅せるさらけ出す若林」と「黙ってやる春日」

それぞれ手法は違うけど、波長が限りなくぴったりな二人がこの日、東京ドームで限界までスパークした。

若林派

僕はどうしても若様派だ。

高校生のころ、どろだんご日記を読んだ時に感じた共感。
自分のバンドが解散決まった頃に読んだ「社会人大学人見知り学部卒業見込み」。
そしてラジオを聞き始めた2017年末ごろ。
若林の考え方や、思考を一つの道しるべとして人生を歩んでいたと思う。

でも、若林は留まらない。
留まったら終わってしまうんじゃないかって具合に歩みを進める。
だからたまに「あれ?」って思うこともあるけど、僕の考え方も変わるし、分岐点でまた面白いと思ってしまう。彼がどこまでも人間だから。意味があってもなくても、人として違う生き物でも、似ている所があってもなくても、若林という一人の人間が変化していくのがドラマだし、生きるエッセイだし、ラジオモンスターだ。

そんな若様にどうしても憧れてしまう。
無数にいる一般人の一人である僕は、本筋のオードリーのオールナイトin東京ドームについて語る前に自分語りをしてしまう。

でも、それでいい。
オードリーがリトルトゥースとなんの約束もしていないのと同じように、こちらもまた自由に楽しめばいいのだから。僕はただポメラに文章を打ち込んでいる。

自由で、でも間違いなく、ひたむきに全力で続ける。

そうすればあんな奇跡のような一日が訪れるんだから。

開演前にドームの周りのビジョンでハードル上げすぎじゃない?ってくらい「伝説のライブを見逃すな!」ってナレーションを聞いてたけど、結果的に本当に伝説のライブだったよ。

改めて思うオードリーすごい

前も書いたことあるんだけど、東京ドームはやっぱり特別な場所で、生半可な人が立てる舞台じゃないってこと。

5万人の前でトークで勝負できる芸人なんているか?

いや、いないでしょう。

名実ともにトップなはずなのに、どこまでも普通の人間としてあり続ける若様がまぶしい。

明らかにドームに向けて仕事をセーブしながらも、全力でドームに向かって準備していることを伝えてくれて、YouTubeでもラジオでも若様は僕らを楽しませてくれていた。

ペンギン池に飛び込み、その件についてはほとんど触れないまま東京ドームを迎えたけど、何食わぬ顔して仕事めちゃくちゃこなしながら、数ヶ月プロレスの練習していた春日。

ラジオでの「おまえ、暇だろ?」がここに向けてのフリだったのかと分かった(少なくとも僕はそう解釈した)時には震えた。

振り返る東京ドームライブ当日

期待感が高まるドーム周辺

時を巻き戻して、、当日。

ラスタカラー旗🇲🇱

この日を数ヶ月楽しみになんとか毎日の仕事を乗り切ってきた。
なぜか当日は心拍数が上がったし、ワクワクしかなかった。

開演前に久々に会った大学の友達は、国際フォーラムから全部のイベントに行ってるらしい。最近のラジオは聞いてないが、絶対行かなきゃと思ってステージ見切れ席をギリギリで手に入れて静岡から来た。会えてうれしかったし、デカいイベントってこういうことあるんだよな。

僕はチケットを三次でスタンド席を確保。
武道館も一緒に見た後輩と見に来た。

友人も彼女と一緒に来てて、開演前に集合して談話。とくにグッズとかは事前に買ってたので並ばず。17時くらいに会場に入った。

オープニング

オープニングはみんなが思っていたとおり、フィールド・オブ・ドリームスとメジャーリーグでテンション爆上がり。アニメもめっちゃよくて始まりですでに涙腺が震えていた。

僕はメジャーリーグ派なので、チャーリー・シーンなりきり春日最高でした。

最初は二人とも緊張してるように見えたけど、トークし始めたらやっぱりいつものトーンになってきて、これがラジオだよなと改めて腹落ちした。

二階席の22列っていうまあまあ後ろめの席ではあったんだけど、センター方向は見やすい位置だったので良かった。双眼鏡はちゃんと持参しました。

若林トーク

若林トークゾーンではUber配達員デビューという話題に会場もザワつきがすごかった。 この日のための斜め上からエピソードを聞けてめちゃくちゃ面白かった。

スペシャルな世界的ゲスト

TAIGAさんの微妙な空気もいつも通りで面白かった。

ビトさんは約束通りのものまねをしてくれた。

ニッチローは本物の引退試合を彷彿とさせた。満員の東京ドームの方がものまねに寄せてるような感覚になった。

春日トーク

春日トークゾーンは思い出の町中華 長楽のポークライス再現という青春な展開。一口食べたときの若様の顔が忘れられん。

衝突するゲレンデ

チェ・ひろしのコーナーではゲレンデがボコボコにされててめちゃくちゃ笑った。 広瀬香美の格好する意味無さよw
本当シンプルにこういう悪ふざけが一番面白いんだよな。
配信やライブビューイング含めて少なくとも16万人はこういう笑い好きでいてくれると思ったらなんか安心する。

味玉権利争奪 時間無制限一本勝負

プロレスネタの大渋滞。
ナレーションから、煽りV、リングアナはケロちゃんって所までプロレス流儀をしっかり踏んでいる。
フワちゃんの圧倒的スター感。東京ドームで一段と輝いていた。
前日の飲み会でプロレス好きな友人が「フワちゃんはマジでプロレスちゃんとできるんですよ」って話をしていたのでタイムリーだったなぁ。
春日の入場はもうめちゃくちゃですよ。蝶野と猪木と大仁田全部やっちゃってるし、パイプ椅子にたばこ……否、素ラーメン食い。試合でもオマージュ連発だったし、グレゴリーボムが炸裂してましたね笑

最後は「レインメーカー」ならぬ「味玉メーカー」で締めって
これプロレス知らなかったらどこで笑うねん!!www

クミさんが味玉食べられるようになって本当に良かったです。

東京ドームをワカすDJ

プロレス終わって、おしっこしに行ってたら、DJ WAKAが始まっていた。
若様リズム感よくサンプラーを鳴らしててかっこ良かったな~。
VJはリアルタイムで同期してるのか気になりました。
ラストはやっぱり「スペーストルネードオナニー!

からの「Orange」のイントロが流れ初めて花道のせりが上がる。
「久しぶりだなぁ~」とせり上がり登場の星野源。地鳴りのような歓声。
星野源は出ないと思ってたからマジでビックリした。
去年の夏、メンタル駄目になったときに灯台まで一人で行ったの思い出してマジ泣きしそうでした。

からの「Pop Virus
東京ドームスペシャルVer.でラップ。
MC WAKA史上おそらく最速ラップが繰り出され、感動と驚きと笑いの波が一気に押し寄せる。
そんなにラップして、明日BAD HOPもあるんやで~!!
スマホライト照らすのはずい派なので、手拍子で乗り切りました笑。
でも、ドームのあの景色は圧巻。
そこでたたみ掛ける佐久間さんへのクレーム。
そういえば源さんのライブも見たことなかったから、全てが初めて体感するもので、ここでもマジ泣きしそうでした(ギリ涙はこぼれてない)

源さんとのトークはハンドマイクで聞き取りやすかった。
演出上仕方ないけど、ヘッドセットの音は二階席ではぼやけて聞き取りにくい部分もありました。ただ観客のラジオ慣れ、拍手の引き方など、あの環境ならではでみんなトークに集中していたので、全体的に何も分からないってことはなかったです。

しんやめ

前日ラジオ放送からのハットリ三世無双が続き場内がザワつく。
個人的にはデレク・ジーカー欲しかった。

エンディング

エンディングではトロッコに乗るオードリー。
最後に若林が「オードリーのポテンシャルすごいだろ~!」って言ってたけど、本当にすごいです笑 ポテンシャルすごすぎです。
日向坂のタオルには絶対ふれないからな!」という優しさからの、キャプテン青銅さんタオルの直レスはおひさまとしてめちゃ嬉しかったです。

漫才

38マイクがせり上がる。「SHOWがはじまるよ」がドームに鳴り響く。
この瞬間を待っていたんだ。

武道館の「イタコ」が最高傑作だとすると、今回の「宿便バット」は感謝の正拳突き。 一発のパンチ力がもう、普通の芸人のそれじゃなくなってる。
さすがローマ法王、大川隆法に並ぶ漫才師(宗教家)

コナンの歌ネタは相変わらず面白いし、ミスチルちょうだいよって脳になってしまう。

バットで全リトルトゥースに感謝のホームラン。こちらも感謝。

ズレ漫才に戻ってペンギン池事件、女優と交際の過去まで全て撃ち放つ。

序盤で偶然撒いた大谷翔平が最終で回収されたのも気持ちよかった。

武道館の時もそうだったけど、30分がほんとに短く感じた。

オードリー本当に最高だ。

カーテンコール

東京ドームを見渡す二人の表情に、今回の公演が大成功だったこと、そしてこんなに楽しくて面白くて泣きそうで笑った時間がもう終わってしまうことを感じた。

ラスタカラーが煌々と輝くステージ。
写真OKからのスマホで写真を撮るみんな。

5万人みんなラジオリスナーなんだぜぇ

若林さんが言う「お守りのような一日」に本当になったし、なんか噛みしめちゃって、思い出して今、僕泣いてますわ。

土曜の夜はこれからも続く

すごかった。本当に、すごかったよ。

オードリーはすごかった。圧倒的だった。

ラジオモンスター、スーパースター、若様は僕の母親と同じ(築地)出身。

なんか勝手にオードリーが東京ドームでラジオやるだけの日だと勘違いしてた。

フタを開けたら全然違ったんだ。

オードリーが、ラジオが、東京ドームが、お笑いが、野球が、音楽が、プロレスが、町中華が、ゲレンデが、LIGHTHOUSEが、松本明子が、ショーパブが、アイドルが、ハガキ職人が、ヤマニ農園が、岸和田が、今治が、TRFが、城咲仁が、有村昆が、付け焼き刃が、マクドナルドが、MICが、オーダースーツSADAが、そしてリトルトゥースが全てが溶け合ってLCLになる人類保管計画だったんだよ。いや、みんなのエネルギーをドームに集めたヤシマ作戦の方がいいですかね?どっちでもいいや。

オードリーのオールナイトニッポンIN東京ドーム。

なにはともあれ、最高にトゥースな一日でした!

またすぐ土曜日にラジオが聴ける。

もしサポートしてくれたら、僕は草野球の三塁コーチャーでも頑張れます!