見えていたはずなのに見えていなかった
どこの誰が最初に言い始めたのか定かではないけれど、昔、「赤い車理論(セオリー)」というのを聞いたことがあります。
「今日、朝から今までの間に赤い車を何台見たか分かりますか?」
と聞かれても、すぐに答えられる人はまずいません。
しかし、赤い車を1台見るたびに1万円さしあげると言われていたら、周囲に注意を払い、一生懸命赤い車を探して数えていたはず。
人生の機会もそれと同じ。たくさんの機会(チャンス)が自分の周りにはあるはずなのに、それを見つけよう!掴もう!という意志がないと、それはただ通り過ぎていく。通り過ぎた事さえも気が付かない。
という様な内容でした。
注意力や集中力によっても見えている物は違うでしょう。
また、目の錯覚でそこに無いものが見える事もあれば、同じ景色や映像を見ているつもりでも、大人が見ているものと、子どもが見ているものもかなり違います。
子どもの頃は見えていたものが、だんだん見えなくなるのか?
視界に入っていても気が付かなくなるのか?
今回、記録しておきたい内容は、ここからが本題。
最近、娘が自転車に乗る練習をしたがります。
少しずつ上達しているのを実感するのか、毎日楽しそう♪
そんな時、集中しているから周りが見えていないかと思ったら、「見たことない虫がいるよ!」と言って指を差しました。
教えてくれた場所を見ると、見たことがない虫が葉の裏にとまっていました。
調べてみると、「ムラサキウスアメバチ」。
体長3cmほどのクルマスズメ(ガ)の幼虫に寄生するハチ目、細腰亜目、ヒメバチ科、アメバチ亜科、ヒメバチ科の蜂の仲間のようでした。
まだまだ身近にも知らない虫が沢山いるな〜と思っていると、次は、
「こっちの木にカブトムシがいるよー!」。
いやいや、さすがに街の中にはいないでしょう〜。それも我が家の敷地内にカブトムシがいるはずがないよ〜。カナブンが何かと見間違っているんじゃないかな?
と思っていると、先に見に行った父母や妻や息子達が驚いている!?
実際に見たら、いました!
両親も今まで50年以上今の土地で生きてきて、ウチの庭で天然のカブトムシを見たのは初めてだそうです。
カブトムシがいたのは、トウカエデという木の幹。
木の割れ目から蜜が出てきていて、そこに集まっていた虫の一匹がオスのカブトムシでした。
トウカエデは、ムクロジ科カエデ属の落葉高木です。和名の由来は、唐(中国)が原産のカエデで、切れ込みのある葉の形をカエルの手に見立てたことによるようです。
別名、サンカクカエデ。中国名は三角楓(三角槭)ともよばれ、英語圏では trident maple (トライデント・メイプル)とよばれ、よく街路樹や公園樹などにされるそうです。
毎日生活していて、見慣れた庭や敷地内の景色でも、注意してみると、また、見方を変えてみると、新たな発見があるものだな〜と子どもに教えられました。
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