キャンペーンやってたのでPC1台を対価に他の処分に困るゴミを回収してもらった話
一人暮らしも十年以上となると、次の住居に持ち越す不用家電もそれなりに蓄積する。ある日、労働が怠くなったので部屋の清掃を始めた。すると出るわ出るわ不用家電の山。
廃棄方法を調べたところ、自治体がリネットジャパンという業者と提携しているらしい。というわけで、業者にすべてのゴミを押し付けることにした。
リネットジャパンとは何か?
環境省(小型家電リサイクル法)の承認を受けたリサイクル業者である。最大の特徴は宅配を用いた回収サービス。利用スキームとしては、回収を依頼する側がゴミを梱包してリネットジャパンに送り付けることになる。
キャンペーン期間中、回収物の中にPC本体が1台含まれていればダンボール1箱分は無料となる(2024年9月30日まで/ダンボール箱のサイズは140クラスまで)
回収申し込み
下記リンクから。
【国認定】パソコン・ノートPCの無料回収(処分・廃棄・リサイクル)ならリネットジャパン (renet.jp)
申し込み時、回収対象物(PC端末、携帯端末、その他小型家電)の数量を入力する必要がある。小型家電に関しては、大量にあるようなら「2台以上」を選択すればよろしい。
それまでにやっておかないといけないこと
回収品目の確認
下記から。まあサイト漁れば出てくるけど。
回収品目一覧 | 【国認定】パソコン・ノートPCの無料回収(処分・廃棄・リサイクル)ならリネットジャパン (renet.jp)
ダンボールの確保
一応リネットに頼めば有料でダンボールをくれるが、サイズが小さい。フルタワーのPCが入るかも疑わしい(ノートPCを想定してるのかね)。ので、自前でホムセン行ってサイズ140の箱を購入。取っ手の穴は使わない方が無難。サイズに対して重量20kgを耐えられるほどの耐久性は、たぶんない。
PCのHDD消去
法律上、使用者本人がHDDを消去しなければならない。なので、PCを廃棄する場合は下記のどちらかを選択することになる。
①リネットジャパンにHDD消去を頼む(1件あたり約3000円)
②自分で消去する
③PCからHDDだけ引き抜き、それ以外をリネットジャパンに送る(2024.06.06 時点でリネットはHDD抜きPCの回収を許容している)
代金を払うのが嫌なら②か③になる。筆者はSMARTさんのビープ音にビビって失禁したことがあるので、②にした。
②の場合は、リネットジャパンの消去専用ソフトを無料で利用できる。が、申し込み後にマイページにログインし、更に案件IDをクリックしてダウンロードしなければならないので探す手間が増える。階層設定の深さやアナウンスの無さからして、消去ソフトを利用させる気があるかは疑わしい。ユーザーが自力で消去するのはリネットにとって好ましくないのだろう。
というわけでリネット謹製のソフトはガン無視した。代わりに旧PCからHDDを引っこ抜いて現PCに接続し、フリーソフトを使って消去した。下記に消去ソフトのリンクを貼っておく。
ディスク消去ユーティリティの詳細情報 : Vector ソフトを探す!
尚、完全消去には数時間かかる。人によっては12時間以上かかるかもしれない。
iPhone, iPadの消去
これもリネットに頼めばデータを消去してくれるが、やはり同様に金を取られる。せっかく天下のApple様が端末に全消去スイッチを入れてくれてるので、これをぽちっと押そう。やり方は各自でググれ。事前に「探す」を切ったり、アカウントと端末の紐づきを切ったり、やり忘れのないように。
ゴミの詰め合わせを作る
リネットが回収対象を五十音順にリスト化してくれている。回収業者が来るまでの間、ダンボールの空きスペースに他のゴミを詰め放題であるから、捨て残しのないようにくまなく家中を這い回ろう。
ただし、ダンボールのサイズ制限(3辺合計140cm, 20kg以下)に気を付けること。
最終的にダンボールに詰め合わせたのは下記の内容である。
回収当日
リネットのサイトで予約した通りの日時に宅配業者が回収に来た。で、ダンボールごと引き渡した。配達伝票を書かんでもいいので、まあ楽なもんである。
余談だが、引き渡し直前に人間用の体重計で計測したら19.8kgぐらいあったので回収してくれるかどうかちょっと心配した。何事もなく引き取られたが。
その後
申し込み時に入力したメールアドレスに処理完了した旨のメールが来た。回収からおよそ2-3か月程度かかっただろうか?
リネットジャパンにHDDを消去してもらった人は、ここで消去証明とかもらうのかもしれない。
キーボードとマウスは壊れても処理方法がわからんので溜まる一方だったから助かる。