
AI画像生成において参考になるリソースまとめ
こんにちは、ジュリアです。
ここ数年で「AI画像生成」技術はめざましい進化を遂げています。MidjourneyやStable Diffusionなど、さまざまなAIモデルが登場し、クリエイターはもちろん、これまでデザインの経験がなかった方でも簡単に美しい画像が作れる時代になりました。
しかし、AI画像生成の世界には使い方やテクニックが多く、どこから始めればいいのか迷ってしまうことも。本記事では、AI画像生成を学ぶうえで参考になる情報サイトやコミュニティ、チュートリアルなどのリソースをまとめてご紹介します。
1. モデル・ツールの公式ドキュメント・ガイド
Midjourney
公式サイト: https://midjourney.com/
Discord: MidjourneyはDiscord上で使うAI画像生成サービスです。まずは公式Discordに参加し、チュートリアルチャンネルをチェックしましょう。
Tips: 命令文(Prompt)の書き方がとにかく重要です。アートスタイルや質感、カメラの焦点距離など、付加情報を盛り込むことで、生成される画像のイメージを大きくコントロールできます。
Stable Diffusion
Hugging Face: https://huggingface.co/CompVis/stable-diffusion
Automatic1111 Web UI: GitHubで公開されている人気のUI。簡単に拡張機能(Extensions)を追加でき、LoRAのトレーニングやその他プラグインも豊富です。
Tips: Stable Diffusionはローカル環境で動かす場合、GPUの性能が重要。自分のPCが対応していない場合は、Google Colabなどのクラウド環境を活用するのも手段のひとつです。
DALL·E
OpenAI公式サイト: https://openai.com/product/dall-e-2
Tips: MidjourneyやStable Diffusionに比べるとシンプルで使いやすい印象。英語でプロンプトを記述するのが基本ですが、最近は日本語にもかなり対応できるようになっています。
2. Prompt集・ギャラリーサイト
PromptHero
概要: 様々なAI生成画像が投稿されており、それぞれに使われたプロンプトも公開されています。
おすすめポイント: 画像を見てイメージに近いプロンプトを調べることで、効果的なコツを学ぶことができます。
Lexica
サイト: https://lexica.art/
概要: Stable Diffusionで生成した画像を検索できるサイト。検索すると、実際のプロンプトやシード値などのメタデータも閲覧可能。
おすすめポイント: 「自分がこんな絵を作りたい!」と思ったときに、関連するキーワードで検索すると参考画像とPromptが一度に得られます。
Playground AI
概要: ブラウザ上でMidjourney風・Stable Diffusion風の生成が簡単に行えるツール。
おすすめポイント: シンプルなUIとコミュニティ機能があり、ほかのユーザーが作った画像や設定をブラウザ上ですぐに再現できます。
3. AIコミュニティ・情報発信プラットフォーム
Discordコミュニティ
MidjourneyやStability AI(Stable Diffusion開発元)の公式Discordに参加するのが第一歩。
日本語ユーザー向けのAI画像生成コミュニティも存在するので、検索してみると便利です。
最新のモデルやExtension情報、Promptのテクニックなど、リアルタイムで情報交換できるのが魅力。
サブレディット: /r/Midjourney、/r/StableDiffusion など。
ユーザーが生成した画像やTipsを積極的に共有しているので、英語の壁が気にならなければかなり有益な情報が得られます。
Twitter(X)
有名クリエイターやAI研究者、ハッカソンの主催者などをフォローすることで、リアルタイムで最新情報をキャッチできます。
#midjourney や #StableDiffusion などのハッシュタグで検索すると、さまざまな作品とテクニックが見られます。
Noteやブログ
日本語の詳しい解説やチュートリアルも増えてきています。
AI画像生成に関する有料/無料記事を探すことで、体系的に学ぶことができます。
4. チュートリアル・学習用動画
YouTubeチャンネル
PromptCraft: Promptの書き方やコツを紹介するチャンネル。
公式アナウンスチャンネル(Midjourney / Stability AI): 英語がメインですが、最新情報を動画でチェックできるのでわかりやすいです。
Udemy / Skillshare
AI画像生成ツールの使い方を体系的に学べる講座があります。
有料ではありますが、より深いノウハウや効率的なワークフローを習得したい方におすすめ。
5. 拡張機能や追加データセット
LoRA(Low-Rank Adaptation)
Stable Diffusionをカスタマイズして、特定のイラストレーター風やアニメキャラクター風などを再現するための技術。
Hugging FaceやCivitaiでさまざまなLoRAモデルが公開されています。
Civitai
サイト: https://civitai.com/
概要: Stable Diffusionのモデル・LoRA・Textual Inversionなどを共有するプラットフォーム。
おすすめポイント: ユーザーがアップロードした新作モデルやLoRAが毎日更新されており、欲しいスタイルを見つけやすいです。
6. 実際に役立つTips集
プロンプト(Prompt)の具体化
漠然と「風景画像」と言うだけでは、ツールごとに解釈が異なります。
「壮大な山々、夕焼けの空、映画的照明、シネマティック、4Kテクスチャ」といった形容詞やキーワードを積極的に取り入れましょう。
ネガティブプロンプト(Negative Prompt)の活用
Stable Diffusionなど一部のツールでは、入れたくない要素をネガティブに指定できます。
例えば「失敗しやすい手指」や「ぼやけた背景」などを明示的に除外することで、よりクリーンな画像を得られる場合があります。
リファレンス画像との組み合わせ(イメージプロンプト)
MidjourneyやStable Diffusionでは、特定のURL画像を指定してAIに参照させる機能があります。
リファレンス画像を組み合わせると「自分が撮った写真をイラスト風にアレンジ」「絵柄の統一」などが簡単です。
反復トライアルとSeed管理
1回の生成で思ったとおりにならなくても、Seed(乱数の種)を固定してパラメータを少しずつ調整すると、納得のいく画像に近づけられます。
好みの画像が出たら、その時のPrompt、Seed、各種設定をメモする癖をつけると効率アップ。
7. まとめ
AI画像生成は、モデルの選択・Promptの工夫・コミュニティでの情報収集が三位一体となって上達していきます。
まずは公式ドキュメントやガイドをひととおりチェックし、PromptHeroやLexicaなどでインスピレーションを得ながら試行錯誤してみましょう。
さらにDiscordやReddit、Twitter(X)などのコミュニティに参加すれば、どんどん新しいテクニックやモデルが手に入り、自分の表現の幅を広げることができます。
今後もAIのアップデートは加速していくと思われますが、学ぶべきポイントは「生成したいビジョンを明確にし、適切な指示(Prompt)を与える」ことに尽きます。本記事で紹介したリソースを活用しながら、ぜひAI画像生成の可能性を存分に楽しんでください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!