
AI画像生成初心者は何から始めればいいの?
こんにちは。最近話題のAI画像生成、気になっているけど「何をどうすればいいの?」と思っている方も多いのではないでしょうか。この記事では、AI画像生成をゼロから始めるために必要なポイントを、なるべく分かりやすくまとめました。ぜひ参考にしてみてください。
1. AI画像生成ってそもそも何?
AI画像生成とは、AI(人工知能)が「文章や画像などの指示(プロンプト)」をもとに、新しい画像を自動的に生成する技術です。
例:文章入力
「夕焼けの海岸に立つ女性の横顔をリアルな画風で」
「ファンタジー風の森の中で妖精が踊っているシーン」
例:画像をもとに生成
写真やイラストの下絵を与えて、そこから別のタッチのイラストに変換してもらう など
代表的なAI画像生成サービスとしては、Midjourney、Stable Diffusion、DALL·Eなどが有名です。これらはブラウザやDiscord、あるいはローカルPC上で使うことができます。
2. どのサービス・ツールを使えばいいの?
(1) クラウドサービス(手軽に試したい方向け)
Midjourney:Discord上で動くサービス。簡単に始められ、独特のアート風味の画像が得意。
Stable Diffusion系Webサービス(DreamStudio, Playground AI など):アカウント作成だけでブラウザから利用可能。設定項目が多いものもあり、細かい調整ができる。
DALL·E:OpenAIが提供するサービス。英語が主流だが、手軽に試せる。
→ メリット:PCの性能を気にせず使える。準備が楽。
→ デメリット:無料枠に限りがある、細かいカスタマイズには制限がある。
(2) ローカル環境(本格的にやりたい方向け)
Stable Diffusion WebUI (AUTOMATIC1111など):自分のPCにインストールして使う。豊富な拡張機能やカスタムモデルが使える。
GPUが必要:ある程度高性能なグラフィックボードがないと動かすのは厳しい。
→ メリット:自由度が高く、追加モデルでいろいろな作風を楽しめる。
→ デメリット:PCスペックが必要、インストールやセットアップのハードルがやや高い。
3. まずはアカウント作成や環境準備をしよう
AI画像生成の第一歩は「サービスのアカウントを作る」か「ローカル環境を構築する」のどちらかです。
クラウドサービスを使う場合
Midjourneyの場合:DiscordでMidjourney公式サーバーに参加する。
DreamStudioやPlayground AIの場合:会員登録をして、サイト内で画像生成を試す。
ローカルでやる場合
PythonやGitをインストールする(Windowsの場合)。
Stable Diffusion WebUIなどのリポジトリをダウンロード(Git clone)する。
公式手順に従ってインストールを進める。GPUドライバの更新も忘れずに。
最初はクラウドサービスから体験してみるのが簡単です。慣れてきたらローカル環境に挑戦してみましょう。
4. 「プロンプト」の書き方を知ろう
AIに生成してほしい画像の特徴を、文章(プロンプト)で伝える必要があります。具体的に指示をすればするほど、思い描いたものに近づきやすくなります。
プロンプトの基本構成
絵のジャンルやテイスト(例:「アニメ風」「リアルな写真風」「油絵風」など)
メインの被写体・モチーフ(例:「猫」「少女」「街並み」「森」「宇宙」など)
雰囲気や環境(例:「夜明けの海岸」「幻想的な照明」「春の桜が舞う公園」など)
スタイルや技法(例:「ultra-detailed」「cinematic lighting」「trending on ArtStation」など)
不要な要素(例:「キャラクターの顔が歪まないように」「不要な背景要素を入れない」など)
具体例
“A mystical forest at dawn with vibrant green colors, soft light rays, very detailed, 4k resolution”
英語のほうが精度が高い場合もありますが、日本語でも使えるサービスは増えています。気になる人は両方試してみてください。
5. 実際に生成してみよう
(1) Midjourneyで試す場合
DiscordでMidjourneyサーバーに入る
#newbies チャンネルなどで /imagine コマンドを入力し、プロンプトを書く
生成された画像を確認して、必要に応じてバリエーションやアップスケールを行う
(2) Stable Diffusion系Webサービスで試す場合
サイトにアクセスしてログイン
プロンプトを入力
「Generate」などのボタンを押す
結果をダウンロードしたり、パラメータを変えて再生成
複数回トライアルしながら、自分がイメージした通りに生成されるまで調整を重ねるのがポイントです。
6. 最初に知っておくべき注意点
著作権・利用規約
AIが生成した画像の使用範囲はサービスによって異なる。商用利用OKかどうか、必ず規約をチェック。
倫理的な問題
個人の写真や他人の作品を勝手に元データに使うことによるプライバシー侵害・トラブルに注意。
トラブルに気をつけよう
サービスによっては過度にセンシティブな内容はNG。規約を守って利用する。
7. 次のステップ:さらに楽しむために
コミュニティ参加
DiscordやSNSで生成した画像を共有し、プロンプトのコツを教えてもらう。
カスタムモデル導入(Stable Diffusionローカルで)
特定のイラストスタイルや写真テイストに特化したモデルを使うと表現の幅が広がる。
画像加工との組み合わせ
PhotoshopやProcreateなどでAI生成画像をさらに加工し、オリジナリティを高める。
8. まとめ
AI画像生成は、初心者でも思ったより簡単に始められる技術です。以下のステップを踏めばOK。
興味のあるサービスやツールを選ぶ
アカウント作成or環境構築を行う
プロンプトの書き方を学んで実際に生成してみる
結果を見ながら試行錯誤し、徐々に慣れていく
最初はイメージ通りにならず戸惑うことがあるかもしれませんが、何度も生成や調整を繰り返すうちに、どんどんコツがつかめてきます。お絵描きが苦手な方でも、「こういうイメージが作りたい」という気持ちだけで素敵な作品を生み出せるのがAI画像生成の魅力です。ぜひ気軽にチャレンジしてみてくださいね。