「無職底辺氷河期世代、身体が思うように動かない苦しみを味わう ③ー終ー」

いわずもがな仕事を辞めることになった。その経緯について長くは書かない。身体的事情から仕事を続けられなくなった。だから辞めるしかなかった。ただただそれだけのことだ。職場の責任者の方には本当に迷惑をかけてしまった。私はひたすら謝った。せっかく採用してもらったのに申し訳ない思いばかりだった。

母に思いのたけを告げた。私の母は私の良き理解者だった。せっかく採用された仕事のことよりも、私の身体のことを何より心配してくれた。
母はステロイドを断った後の私の身体を見て失神しそうだった。ゾンビのように荒れた私の皮膚を見て涙を流しそうだった。ガサガサになって、赤くなって、汁(滲出液)が出て、血が出て、見るも無惨な私の皮膚を見て哀れんでくれた。私も自分の身体を見て涙が出そうになった。はっきり言って治る気がしない。このまま治らなかったらどうしようかと途方に暮れた。

仕事の退社処理は無事終わって、少しだけ勤めた職場を去ることになった。
その後は療養生活のようになってしまった。起きると身体はキズだらけになっていて、落屑だらけで掃除をして、痛い身体で生活することを余儀なくされた。どうしようもない。風呂にも入れない身体になった。毎日それの繰り返しになった。

私の身体は一生懸命治ろうとしてくれている。
しかし、痒みが邪魔をして治ろうとする身体を阻止した。痒い、掻きむしる、血や汁が出る。キズ口が渇いてかさぶたが貼る。むず痒くなってまた掻きむしる。また血や汁が出る。それの繰り返し。ガーゼを当てて、包帯グルグルにしないと布団や毛布まで汚れる始末。このキズだらけの身体で生活することそのものがストレスになった。

痛い、痒い、辛い。掻きむしって痛くてしょうがなくなると、身体中が寒気に襲われるようになった。身体が痒くて掻いていると、身体が熱気を帯びてくる。それなのに寒気がする。自分が何か良からぬ病気に冒されているような気がした。自分の身体なのに思うように動かせなくなってきた。

(身体の調子がすこぶる悪い為、ここで一旦終了します)