【 記事 】2022_06_27「警察庁が発表している『年間自殺者数』統計データのカラクリ」

日本人は本来農耕民族で、温厚で真面目で働き者、そして「和をもって尊しとなす」。そういう民族です。それは現代を見ても解ります。皆さん、苦しいのによく頑張っているなぁと思います。私は一時期、まぁ今もですが、何度も何度も死のうと思って生きてきた人間です。警察庁の自殺の統計データをよくチェックしていた時期もあります。それで解ったことがあります。

警察庁が発表している「年間自殺者数」の統計は嘘ではないと思います。ただ、数字の捏造や改ざんではなく、統計としての変なカラクリがあります。最近だと、NHKを始めとしたマスゴミ業界は「日本の年間自殺者数が2万人代で推移している」という報道をたまに見ます。実はこれは嘘なんです。知っている人は知っていると思います。

何をもって「自殺者」と断定すると思いますか?自殺か他殺か自然死かという問題は死んだ本人にしか解りません。本人は苦しくて自殺した。でも死んだ後に発見されて、それが自殺と断定されないことがあります。どういう自殺者がきちんとした「自殺」と断定されると思いますか?

それは「遺書がある遺体」だけです。世の中に抗議するような遺書、遺族に残す遺書、苦しくて残す遺書。死んだ人が書き残した遺書がある遺体だけが自殺と断定されるのです。遺書がない遺体は自殺とは断定されません。遺書がない遺体はどうなると思いますか?

「変死」扱いで片付けられ、自殺者数にカウントされません。
年間自殺者数が2万人代で推移しているというのが嘘だと解りますよね?なぜなら、変死扱いされた自殺の数を含まないからです。変死扱いされた自殺も含めると日本の年間自殺者数は10万人にもなると言われたりします。バブル崩壊後の自殺者が年間3万人で推移していました。それは真っ赤な嘘でした。毎年毎年10万人だとすると、今に至るまでにどれだけの日本人が死んでいることになるでしょうか?

ざっと調べて、バブル崩壊は1991年とされています。現在までにちょうど30年ほど経っています。変死扱いも含めて実際に年間10万人の人が自殺していたとするなら、バブル崩壊後、現在までに3,000,000人(3百万人)が自殺で死んでいることになるのです。大東亜戦争(第二次大戦・太平洋戦争)での戦死者数(軍属、民間人含め)とほぼ同じ数です。

戦時・戦後の戦死者数とバブル崩壊後30年の自殺者数がほぼ同じ数です。
年間10万人以上が自殺する国とはいったい何なのでしょうか?こんな国は世界を見ても「日本」という国だけです。これがこの国の自殺者数の実態です。