じっちゃま（広瀬隆雄）議事録「パウエル議長が再指名された債券・株式はどうなる？」2021/11/23 YouTube Liveまとめ

パウエル議長が再指名された債券・株式はどうなる？

👴「昨日、バイデン政権がパウエルをFRB2回目の議長に指名した。市場は好感して買われた。しかし、投資家のセンチメントが変わって債権売却→金利上昇→株式はハイパーグロース株を中心に下落した。」

👴「マーケット全体を見るとそんなにダメージは小さかったけど、ハイパーグロース株は物凄くヤバい局面があった。ハト派で知られるパウエル議長とラエル・ブレイナードが指名されたのにも関わらず『なぜ金融引き締めがくるぞ』と、投資家が身構えたのか？について解説します。」

👴「そもそも、パウエル議長の再選問題が長引いた理由は、大きな法案が議会の中で動いてるから。パウエル議長の再任…指名をめぐって上院の中で、それを人質にとってイジワルしてやれ…『法案等したいならパウエルおろしなさい！』というふうに一部の民主党議員たちが駆け引きをやってた。」

👴「昨日の段階で『パウエル議長でいいなじゃない？』と発表したのが何を意味するのかというと、大きな法案の票読み…あるいは根回し…が完了したんじゃないか？というふうに投資家は捉えたわけです。すると、1.75兆ドルの大型法案が可決するとお金がばらまかれる。これは景気にとってプラス材料。」

👴「すると、『金融引き締めを急がないといけないよね』という形になる。だから、『ハト派のパウエルが再指名されて何で引き締めになるんだよ？』という声がTwitterに多かったけど、その最大の理由は、法案と抱き合わせになってるから。」

👴「昨日、長期金利と短期金利が上昇した。長期金利は、『債券市場の参加者が遠い将来のインフレ率はどうなるか？』というものに敏感に動きます。だから、インフレになると市場参加者が思えば長期金利は上昇します。逆に言えば長期債の債券価格は下落する。」

👴「短期金利は、『政策金利はどうなる？』ということに左右されます。その理由は、政策金利（FFレート）と3ヶ月…1年物…2～3年債はお隣さんの関係にある。だから、パウエル議長が利上げしたら、お隣さんの債権は利回りがFFレートと合わせないといけない。」

👴「昨日、長期金利も上昇したけど、短期金利の方が顕著に上昇した。その理由は、市場参加者が『いよいよ利上げだ』というふうに織り込んだから。」

👴「昨日、起こったことを一言で言えば『2022年中に3回の利上げが始まります！』ということが織り込まれた。」

【売買まとめ】2021/11/23　じっちゃまLive

旬の銘柄

$AR, $PXD , $TRMD :今年は暖冬の影響で株価下落。寒波が来れば状況変わる
$FANG :原油の需給関係は悪くないが少し陰りが見えてる状況。まだ終わってるとは思わない

👴「今後ポテンシャルのあるセクターは旅行や石油。在宅はオワコン」

ホールド

$FANG, $KOS, $TRMD, $EURN

その他

$AAPL :良い
$MQ :次の決算待つ
$CRWD :決算12月1日
$DOCS :決算✖。売り
$PLTR :株価は横ばい
$ARKK :金利上昇に弱い
$CURV :決算発表は12月2日
$ECH :南アフリカの優等生
$ADSK ずいぶん良くなった
$VIR :コロナ終りかかってる
$MTL ,$VALE :中国スローダウン注意
$GLNG :低成長だけど順調に成長してる
$FND :良く経営されてるけどよく知らない
$INDA :新興国株は米国利上げ局面はお金が逃げる
$U, $RBLX :チャート的にはもうちょっと下がると思う
$GENI, $DKNG, $GAN, $SRAD :スポーツベッティング。どうして人気かわからない
$BVN :売上高に対する銅の比率高い＝他のゴールド関連株より売られやすい傾向ある
$SLV, $GLD :コモディティは物色の圏外。中期ならインフレの影響で物色の矛先がまわってくる
$AI, $FVRR :鳴かず飛ばずのハイパーグロース株は、1月効果があるかもだけど、その前に虐殺されるかも
$VTI :2021年はセクターローテーション読むの難しい。素直にVTIを買えば良かった。今は金融相場から業績相場に移行する難しい局面

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