今年の618の動向を占う?618前夜祭(前売り企画)のカテゴリー別売上ランキングをチェック!!
間もなく訪れる、中国ECサイト最大のイベントのひとつである618。各SNS上では大きな盛り上がりを見せています。前回の618に関する記事(https://note.com/gitan_inc/n/n6e6f936cc7e8)でもご紹介させていただきましたが、その特徴はイベント期間の長さ。実は前売り企画が既に5月26日実施されており、先日その前売り企画における商品カテゴリーごとの売上が発表されました。本日は、特に売上の多かった美容関連カテゴリーの売上ランキングを紹介すると共に、今期の618活動を読み解いて参りたいと思います。
美容関係では中国国外のブランドが好調。一方で日用品では中国ブランドが圧倒的な強さを発揮
各カテゴリー様々なブランドが名を連ねる形となりましたが、全体的に欧米ブランドが強いことがわかります。近年中国ユーザー内で確実に勢いを伸ばしてきている中国化粧品ブランドではありますが、お得感の強い618セール期間中では普段は少し高くて手が出しづらい海外ブランドの購入に踏み切るというようなユーザーも多く、その意向が反映されているランキングといえます。一方で、既に中国国内で圧倒的なポジションを確率しているティッシュやトイレットペーパーなどの日用品ブランドはセール期間中においても強く、家庭用清掃部門ではTOP3を中国ブランドが独占する形となりました。
ヤーマンや資生堂やSK-IIなど、安定して知名度と人気のある日本ブランドもTOP10にランクイン。
TOP3ランキングの中では存在感を出しきれていない日本ブランドではありますが、依然として中国ユーザーにとっても注目の存在であり、各カテゴリーのTOP10ランキングではヤーマンや資生堂、SK-IIなどが名前を連ねています。特にヤーマンは美容機器部門で1位を記録しており、メインセール期間でも多くの売上を記録するであろうと見込まれます。
まだまだ多くのイベントが予定されている618セール期間ですが、その"前夜祭"である前売り企画では、例年と同様に中国ユーザーの美容意識の高まりを示す結果となりました。メインサービスに向け今後ますます各社、各店舗のプロモーションが激化すると予想されています。一体どのような活動が展開されるのか、今年はどんなものが売れるのか。越境ECのみに限らず中国人の購買傾向を図る大きな指針として、注目です。