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じぶんの中のじぶんが現れてくれる場所

今年の4月に前職で働いていた病院を退職し、関東へ一人引っ越してきた。ワクワクするような楽しいこともあるけれど、そんなことばかりじゃない。今はむしろ、そちらの方が多いだろう。

新たな仕事、0からの人間関係、電車通勤の人の多さ、ギラギラした街並み。そんなことに影響され、ほっと一息つけることは少なく、気が張る時間がとても多い。

そんなときはなかなか冷静にはなれず、他人からの目が気になるばかりで、思ってもないことを言ってしまったり、思ってもない行動をしてしまうことなんてよくあることだ。じぶんの中のじぶんは、すぐにどこか遠くへ行ってしまう。

というような、引っ越して3ヶ月がたった今でも慣れない日々を過ごしいる。

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そんなじぶんが今、無性にハマっていることがある。

それは、“純喫茶巡り”だ。

カフェではなくて、“純喫茶”。昔ながらのレトロな雰囲気で、タイムスリップしたような感覚。今のじぶんにとっては、とてつもなく非日常的な空間だ。

そんな非日常的な空間を求めて、週末は純喫茶を巡っている。純喫茶に来ると、落ち着いた雰囲気からか、気が張ることなんて一切ない。一息どころか、二息、三息、ほっとしてしまう。

すると、すぐどこかへ行ってしまうはずの“じぶんの中のじぶん”が現れてくれる。まるで、すぐそばにいたかのように。

じぶんは何を思って、何がしたくて上京してきたのか。じぶんの思いは大切にできているのか。といった“じぶんの中のじぶん”を見つめなおす機会を、純喫茶は優しく与えてくれる。

そんな“じぶんの中のじぶん”を見つめなおすことの繰り返しこそが、じぶんの大切にしたい思いに沿う行動を増やしていくのだと思っている。

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純喫茶はそんな、

じぶんの中のじぶんが現れてくれる場所

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これからも純喫茶を巡って、“じぶんの中のじぶん”と向き合っていきたい。

そんなことを、純喫茶のウインナーコーヒーを飲みながら、“じぶんの中のじぶん”と向き合うなかで感じた週末。

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