CentOS7でWebサーバ構築① [Apacheのインストール手順]
CentOS7でApacheによるWebサーバの構築手順を紹介します。
ここではApacheのインストール方法、ローカル環境で起動させてみるところまでを紹介しています。
なお、私個人の備忘録として書いているのでご了承ください。
環境
以下のようになります。
Apacheをインストールする
さっそくApacheをインストールしていきましょう。
Apacheとは??
ApacheはWebサーバソフトの一つです。
似たようなものでNginxやMicrosoft社のIIS(Internet Information Services)などがあります。
今回、Apacheを選択したのは、
1.オープンソースなので、お金をかけずに利用できる
2.世界的にNginxと並び圧倒的なシェアを持っているため、情報が豊富
という二つの理由からです。情報が多いというのは、初学者には助かります。
バージョン確認
インストール前にApacheのバージョンを 確認しておきます。以下のコマンドで確認することができます。
# yum info httpd
インストール済みパッケージ
名前 : httpd
アーキテクチャー : x86_64
バージョン : 2.4.6
リリース : 97.el7.centos.5
容量 : 9.4 M
リポジトリー : installed
提供元リポジトリー : updates
要約 : Apache HTTP Server
URL : http://httpd.apache.org/
ライセンス : ASL 2.0
説明 : The Apache HTTP Server is a powerful, efficient, and
: extensible web server.
上記のコマンドを打ち込むとバージョンの情報などが出力されます。
私の環境ではバージョン2.4.6がインストールされています。
インストール済みと書いていますが、インストール前でも確認することができます。
インストール
本題のインストールです。以下のコマンドを実行してインストールします。
# yum install -y httpd
実行後、つらつらと文字が出てきますが、最後に「Complete!」の文字が表示されていればインストールは完了したことになります。
インストールされているか、またはインストールされているバージョンを確認するにはhttpd -vで確認することができます。
# httpd -v
Server version: Apache/2.4.6 (CentOS)
Server built: Mar 24 2022 14:57:57
Apacheを起動する
さっそくApacheを起動させてみます。
# systemctl start httpd
実行するとなにも表示されませんが、起動はされています。
起動されているか確認するには
# systemctl status httpd
を実行します。わかりづらいですが、以下の画像の緑色で表示されてる部分
Active: active(running)のように表示されていれば起動されている状態となります。
Webブラウザで確認
Apacheで構築したWebサイトが見れるのかWebブラウザで確認してみましょう。ブラウザはCentOSの方でデフォルトでインストールされているFirefoxを使用しています。
URLに「localhost」または「127.0.0.1」と入力します。
localhostは現在使用しているコンピュータを表すホスト名になります。
127.0.0.1はそのIPアドレスです。
上の画像のように表示されていればApacheで構築したWebサイトが閲覧できる状態となっています。Apacheの設定で、HTMLファイルやディレクトリなどのパスを指定してあげることで公開することができます。
これらの説明は次回以降で紹介しようと思います。
Apacheのインストール方法、ローカル環境で起動させてみるところまでを紹介しました。
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