血液学 ①中毒性顆粒やデーレ小体など
血液学の形態問題についての雑談
白血球形態は、特定の疾患に特徴的な所見はいくつかありますよね。
ファゴット細胞といえば、急性前骨髄球性白血病(M3)など。
二級試験では、いろいろな形式で問われます。実際に画像が出されて考える疾患を答えるものや、組み合わせが5つありそのなかで正しいもの(または間違っているもの)を選択するもの、特定の疾患で見られる特徴で正しいもの(または間違っているもの)を選択するものなど。
問題を解いているといくつか同じ問題が出されるので、重要なんだろうなぁと思われるものが見えてくるんですが、如何せん実際の仕事中に遭遇することは(私は)稀なので、暗記するしかない。けれども、なんか覚えずらい……とごちゃごちゃした部分だけを抜き出して表にまとめてみました。
中毒性顆粒やデーレ小体が見られる疾患
まとめ
中毒性顆粒、デーレ小体、過分葉好中球、おまけで赤血球系のHowell-Jolly小体とカボット輪。まとめるとこんな感じ。
特にデーレ小体が、多くのものに横断して出現していますね。
(初めのころデーレ小体と中毒性顆粒を関連して覚えていたら、あれ?MDSは中毒性顆粒はないけど過分葉好中球はあるんだ?!と混乱しました)
覚えづらいものは無理やり表にして、表の中のポジションで覚えました。
中央の大きな空欄は絵を描いていたので、上の表では空欄になっています。
(のちに綺麗に絵で描いて更新する可能性があります。期待せずにお待ちください)
実際に勉強していた時の手書きの表はこんな感じ。
勉強は基本、Wordで自分なりにまとめていきましたが、絵を描いて覚えることも好きなので、絵を描くときにはノートにまとめてました。
重症感染症がどんなものか、中毒性顆粒はどんなものか、などはここで書くと長くなるし、教科書等のほうが詳しくわかりやすく載っていると思うので、そちらは各自で勉強してください。
ここでは、教科書にはのっていない、試験対策のためだけの勉強のまとめを上げていく予定です。
読まなくてもいい蛇足
ちなみに、なんでこのnoteで一番最初にこれを上げようかと思ったかというと、今年(2024年)の試験直前でこの表を振り返っていたんですが、ここ関連の問題が2問くらい出た気がします。なんとなく40問の問題の中から傾向を見るのが好きなんですが2024年はここの年でしたね。(かなりバイアスがかかっていると思いますが)直前に振り返ったもの(ヤマを張ったもの)が出ることはあまり経験してこなかったので、ここで当たるか!となりました。
2023年は“血小板”でしたね。遺伝子異常やCD抗原などは引き続きホットトピックな印象なので、そのあたりの語呂やまとめも今後載せていけたらと思います。
少しでもみなさんの血液学の勉強に役に立てば幸いです。
では。