見出し画像

【体験談】ガールズ講座がきっかけで、自分の気質を少し肯定できた(修了生Oさん)

1 ガールズ講座に通うまでの困難について

人が怖く感じてしまい、交流が難しくなってしまっているのが、
私の生きづらさの大きな原因の1つだと思います。

小学校の中学年くらいの頃から徐々に人を怖く感じていくようになりました。
「私といて嫌じゃないかな」「どんなふうに思われてるんだろう」「嫌われちゃったらどうしよう」等がとても気になってしまい、話しかけること、挨拶することも難しくなっていきました。

その不安や恐怖感は年々大きくなっていき、高校1年の時にちょっとしたキッカケを境に不登校になってしまいました。

その後何年かして通信校に通い、ゆっくりと時間をかけて単位を取って卒業することができましたが、人が怖いことを治すことはできませんでした。
通信校に通う前後は、社会との接点がほとんどゼロに近い状態で過ごしていた時期もありました

2 ガールズ講座を受講して

ガールズ講座を受講したことで、ひとりでは得られなかった知識を色々教えて頂けました。
メンタルのことだったり、体のことだったり、制度のことだったり。
また、「安全な場所にいること」を体感することもできました
講師の方のお話を直接聞くことも出来て、とてもありがたかったのを覚えています。

そして講座では同じ年代、似た気質を持った女性10人くらいの人たちと
講座を受けたのですが、その体験も初めてでした。

自分の不安や怖さを感じてドキドキして動けなくなってしまう所や、人に声をかける時も考えすぎてしまって行動に移せない所などがあって、それを「よくない」「間違っている」と言われてきたこともありますし、自分でもそう思っていました。
ですがガールズ講座に通って、同じ気質の人たちと講座を受けて様子を見ていくうちに、彼女達は怖かったり、不安に思う気持ちは強くても指示されたことをすぐに理解して動き始めることが出来たり、実技の講座でとても能力が高かったりする場面を多く見かけたりしました。
それを見ていて、すごいことだなと感じました。

感性や感受性が高く、多くのことを理解したり吸収したり出来る気質を持っているのだから、怖くなったり心配しすぎちゃうのって、仕方がないことなのかもしれないと思ったりしました。
過去ずっと自分自身のことはなかなかそう思うことが出来ませんでしたが
人を見ていて、直接そう体感することができた感覚でした。

そんな彼女達を、不安や恐怖を感じたりする部分も全部含めて「素敵」だなと思いました。
似た気質の彼女達が素敵なら、自分もきっと素敵なのではないかと思うことができ、ガールズ講座を受けたことがきっかけで、自分の気質を少し肯定できたと思います。

3 ガールズ講座が終わった後に

ガールズ講座が終わった後は、めぐカフェの就労体験にも参加させていただきました。
他にも、自助グループのお手伝いや、ひきこもりの支援活動の登録や参加をしたりしました。
B型作業所の体験に行ったり、障害年金の事を相談したり調べたり、講座の中であったミニ相談を継続させて頂いたり、生活支援センターの相談に通うようにもなったりしました。

4 現在の状況と今後の目標

現在はガールズ講座が終わった後に活動していたことを、いくつかそのまま継続しています。
それとガールズ講座の前から続けていた趣味でイラストを描くことも継続していて、今は安全だと思えた人や場所に対して、イラストのご依頼があるかどうかの声掛けも少し出来るようになりました。

人が怖いことをなんとかしたいので、新しい自助グループに参加してみたり
デイケアに通うことを検討したりしています。

今後の目標は、また状況によって目標が変わっていくとは感じていますが
今はやってみたいことが幾つかあって、イラストで少しでもお仕事が出来るようになったら素敵なんじゃないかと思っています。
それと昔からカフェのお仕事に興味があったので、それも少しやってみることができたらいいなと思うことも増えました。
ひきこもりの支援活動もしていきたいと思っているので、ひきこもりの支援活動と、イラスト、カフェなどのやってみたいと思うことなどの活動の中で
少しでも生計が立てられるようになったら嬉しいな
と思っております。

同じ気質やひきこもりなどで生きづらい状態の方々のお力になること、得意分野で家でできること、外でできること、自分にできること、得意なこと、好きなことを見つけていって、いつか自分にフィットする生き方を見つけていくのが目標です。