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はじめての大森大道さんのこと。

こんばんは。クラちゃんです。税理士さんに「すみませんなんちゃらかんたら...」と用事をLINEしようとしたら、スタンプで『すみま千円』ってうっかり送ってしまってちょっと気まずいので今日のところは締めました。

#取消しすればよかったか

あまり知らないんですよ

昨日の記憶が溢れ落ちる前にもう一つの映画の事もちょっとだけ記しておこうと、いろいろ電車に揺られながら考えていたのですがよく考えてみると、あまり知らないんですよ。森山大道さん。

大森大道さんの『過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家 森山大道』というドキュメント映画を観ました。

それとパルコの同じフロアでやっていた『はじめての森山大道』を観てきました。昨日は『アメリカンユートピア』も観てしまったので(昨日熱く語った)テキストが今日になってしまいました。

彼の写真をある程度まとめて観たのは初めて。本屋さんで立ち読みくらいはしたことあるんだろうか。きっとあるな。

改めて知りましたが展覧会&映画も?今回の企画は『ほぼ日』絡みだったのですね。悔しみですがほぼ日のショップの方、感じよかった。

#いやリスペクトって

おかげでわかりやすく世界に浸ることができました。

ご本人はまるでペーさんのように

映画は、簡単に書くと菅田将暉さんのナレーションでいい感じに掴みに入り、『ああ、荒野』の映画のスチールは彼だったのかと知ることができて、さらに作品への導入が身近に。

まずは大道さんと一緒に仕事をしてきた編集者と製本家の方が50年前の絶版の写真集をパリフォトのために再構築する話(彼らの愛が強すぎて、木を伐採したところから=紙つくるところから写真集作りがはじまるのです。)

それから、パリ帰りだろうがなんだろうが翌日にはコンデジを持って、東京の街をウロウロ毎日パチパチ撮り続ける(ぺーさん?)ご本人の様子の2本の話が平行して流れます。

木から紙を!みたいのは情熱大陸とかプロフェッショナルとかでやればいいのに、なんてちょっとだけ思うのは、そんなことは肝心なご本人はそんなことはどうでも良さそうだから。
でもとてもいい人そうで付き合ってくれている感じがする。

本人は10年前からコンパクトなデジカメに持ち替えて、81歳の巨匠の事をこんな表現していいかわからないけど良い意味で林家ペーさんがカメラで撮っているみたいなんだもの。進化を続ける80代。憧れます。

若いファンにサインもどこにでも(スマホケースとかに書いてた)丁寧に書いてあげるし、質問にもじっくり答える。何ならファンのスマホ写真にすら収まる。

「アレ、ブレ、ボケ」万歳

写真家になって半世紀以上で、かつては不鮮明な画像は「アレ、ブレ、ボケ」と言われ続けた最新の写真家の、その行き着いた過程と現在をもっと見たいな、と個人的には思いました。

昔のコピー機でコピーを重ねたように荒れた作風の昔の写真。また東京の街を自分自身の目が興味のまま追った近年の作品もとても愛らしく。
世界で愛されるのもわかります。「アレ、ブレ、ボケ」万歳。

何であまり目にしなかったかな

何であまり観ないでここまできたかな?とちょっと考えましたが、ライトサブカル界(!)の私達の若い頃には、かのアラーキーがおりました。あの荒木経惟さん。

奥様を撮り続け、街の様子や色っぽい写真はファッション誌でも見かけましたし、本人も電通出身でいろんな意味で声が大きかったのかと思います。
近年のハラスメント報道であまり見なくなりましたが。展覧会では大道さんへのメッセージが蜷川実花さんのものと共に展示されておりました。

余談ですが、新宿でもアラーキーさんならお見かけしたことあります。かなり昔。紀伊国屋書店で大きな声で話しながら歩いておりました。

#みんな気がつくってば

私の新しい本棚にも迎えたい

大道さんはそれこそ、映画の中では浅草や六本木、新宿ゴールデン街とか中野ブロードウェイとか『いかにも絵になりそう』なところで撮影されてましたが、かなり密やかに。大道さんだったら奥ゆかしくて気がつかないかも。

わたしも密やかに街撮ったりしたいです(すぐ真似したがる)

部屋にちょっと飾ろうかなとストックホルムの遊園地の写真を買ってきました。
いろいろ言っておいてかなり気に入ったんじゃないの、わたし。

はあ、私の感想はこんなところ。宿題を終えた気分です。
アメリカンユートピアのサントラを聴きながら。

ではまた。


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