エッセイより大事?MBA受験のCV作成で意識すべきポイント
こんにちは!今回は、MBA受験を考えているみなさんに向けて、私が心掛けた「CVの書き方」をシェアします。多くの方は、エージェントと一緒にCVを作成することが多いかもしれませんが、私のように時間や予算に限りがあって、自分で作りたいという方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、私が自力でCVを作成する際に意識したポイントを紹介します。少しでも参考になれば嬉しいです!
CVは、アドミッション(入試担当者)が最初に目にする資料で、いわば“第一印象”です。だからこそ、自分をどう見せるかがとても大事になります。実は、GMAC(経営大学院入学審査評議会)の調査でも、「CVはエッセイよりも重要視されている」 というデータがあるんです
私自身も、HBS(ハーバードビジネススクール)やMIT(マサチューセッツ工科大学)の公式サイトに掲載されているCVの書き方を参考にして、受験用のCVを作りました。では、さっそくCV作成のポイントを見ていきましょう!
1. 学校に合わせてCVをカスタマイズ
自分を偽る必要はありませんが、学校ごとに求められるスキルや特徴があります。それを理解した上で、その学校にマッチした自分の強みやスキル、専門分野にフォーカスすることが大切です。これが、「なぜこの学校を選んだのか?」 という問いに対するアピールにもなります。
2. シンプル&クリアにまとめる
CVは基本的に1枚にまとめましょう。ヘッドラインはわかりやすく、本文は10ポイント以上のフォントを使うと読みやすくなります。名前の部分は40ポイント以下にするのがベストです。写真は、指定がない限り不要です。
ここで大事なのは、「シンプルでクリア、でも自分の強みがしっかり伝わる」 ことです。いろいろ書きたい気持ちはわかりますが、情報はコンパクトにまとめましょう!
3. 自分の「影響力」を伝える
CVは単なる「仕事内容の説明書」ではありません。大事なのは、「自分がどんなアクションを取って、どんな結果を出したのか」 を伝えること。仕事の責任や業務内容を列挙するのではなく、具体的にどうリーダーシップを発揮したのか、その結果がどうなったのかを数字で示すと説得力が増します。短い文章で、1~3行くらいにまとめるのが理想です。
悪い例と良い例を見てみましょう
悪い例
"Responsible for managing the digital transformation at X, including the launch of a video selling service and coordination with teams in Switzerland to support remote clients."
(業務内容が書いてあるだけで、どんな成果を出したかが伝わりません)
良い例
"Led X’s digital transformation by launching a video selling service, effectively bridging the gap between luxury and digital for remote clients, and surpassing sales targets by X% in six months."
(自分が何をしたのか、そしてその結果どういう成功を収めたのかが明確にわかります)
悪い例
"Responsible for managing product launches and co-ordinating with retail partners to ensure sales targets were met for X's new product line."
(単に業務内容を列挙しているだけで、どのように貢献したのかが伝わりません)
良い例
"Led and co-ordinated the launch of a new product line for X, liaising with retail partners and devising targeted sales strategies, which accelerated market share growth by 20% and consistently exceeded quarterly sales targets by 35%."
(具体的な行動とその結果、数字で示されたインパクトが伝わります)
悪い例
"Responsible for assisting in data analysis and reporting for X’s client projects, supporting the team with data insights and presentations."
(「何をしたか」だけで、「どんな結果を出したか」が書かれていません)
良い例
"Analyzed large data sets and collaborated with teams at X to develop predictive models, improving forecast accuracy by 25% and increasing client efficiency by 15%."
(具体的にどのように仕事が改善され、どんなインパクトを与えたかが明確に書かれています)
まとめ
MBA受験用のCVでは、あなたの「リーダーシップ」や「実績」がどれだけ重要な役割を果たしたか、どんな結果や影響を与えたかを数字で具体的に示すことがキーです。責任や仕事内容だけを書くのではなく、自分の行動がどう成果に結びついたのかを伝えることで、アドミッションに強く印象を残せます。
また、「MIT Sloan MBA Application Tips」 など、学校名を入れて英語で調べると、日本語よりもはるかに多くの情報が出てくるので、ぜひ活用してみてください!私もこの方法で多くのヒントを得ました。
最後に、こちらのYouTubeの動画もCV作成の上で参考になったので、みなさんもよかったらチェックしてみてください!
How to Transform Your Resume for MBA Applications | Best MBA Resume Template