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鳥からのメッセージ

「今、あなたはたまたま人間で、私はたまたま鳥なのだけれど、
すべてつながっているの。あのね、同じなの」

数年前、一人で山歩きをしていた時、一羽の鳥が頭上を飛んだ瞬間
腹の底から湧き上がってきたメッセージです。

初めての体験で、正直とても驚きました。

耳からメッセージを聞いたのではありません。
腹から湧き上がってきたのです。

私達は、自分の身体と「私」と捉え、周りに存在する個々の動物や鳥、虫などは「私以外の別の生き物」と捉えています。それが常識のようになっています。

物体として捉えたならば確かに「それぞれは別」です。
が、「意識体」としてはどうやら違っているようです。

「意識」も様々で、よく潜在意識とか顕在意識とか言われますが、多くの層を持っているようです。

ユングは
【顕在意識】普段の生活の中で自覚できている意識。
【潜在意識】自覚されていないが行動や考え方に影響を与える意識。
【集合的無意識】個人の経験の領域を超えた人類に共通の無意識領域。

と捉えました。

山で出会った鳥が話したメッセージはこの【集合的無意識】に当たる部分なのでしょうか。

上の3つの層は【顕在意識】→【潜在意識】→【集合的無意識】と深くなっていく構造を解いているわけですが、
その深い部分の意識こそ私達の行動や意識の源泉となっているわけで、それは【顕在意識】【潜在意識】にも影響を与えているということになります。


そもそもこの物体として捉えた「それぞれが別」の分離意識そのものは赤ちゃんの段階では存在していないと言われています。

「他者の存在をどう捉えていくか」を幼少期の子育てにおいて両親を初め周りから教わっていきます。

私自身も「分離意識」を教わり、成長し、自分の子供達を育ててきました。

そして子どもたちの子育てが終わりかけの頃、鳥からメッセージを頂いたことで世の中の常識を疑い出した次第です。

それぞれの「身体」の中に「意識」が存在しているのでしょうか?

私は「身体」と「意識」は別に存在しているように感じています。

難しいことはさておき、
鳥たちが気持ちよく歌い、メッセージを放つ世界、を表現したいと思い作品にしました。

「身体」は別でも「意識」が他とつながっているのであれば「愛」をもって作品つくりをすることが何よりも私にとって何よりも大切なことなのではないかと思うのです。

「愛」をもって作品つくり。。言葉で表現すると簡単です。
つくり手としては心を整えてウキウキと楽しく作ることが大事なように思います。


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