発達障害児ゆえのこだわり-1
回るものが好き
息子は聴覚障害と発達障害を併せ持っています。
もう成人し、母としての振り返り日記です。
詳しい話はこちらに
生まれつきの聴覚障害発達障害のある子を育てて
発達障害とはっきり判断されたのは中学部の時でした。
聴覚障害は赤ちゃんの時に判明し聾学校の乳幼児部から幼稚部へと通うことになったわけですが、その(聴覚に)障害のある子ども達の集団の中に入れても、なんかうちの子だけ違うよなーといつも感じていました。
一番上の子供でしたし、ちょっと変わった癖のある子、また、身体の発達が他の子供よりも遅い分、そういった変わった行動が見られるものなのかな?とも思っていました。
背骨の奇形があったのでたっちやあんよが遅く、歩き出したのは2歳すぎてからだったように思います。
例えば、寝姿勢が主体の1歳〜2歳児の頃は、部屋の電気の紐を回すと興奮して1人の世界に入っていました。
その頃聾学校の先生に提出した連絡帳です。
何時間もこれで遊んでいて飽きないのが不思議でした。
寝姿勢が長くて動くものに関心を持つ場合どうしても電気の紐、となるのでしょうか??
その後身体の面で成長してくると、今度は扇風機にこだわりを持つようになりました。
4歳〜6歳くらいの時です。
関心があるものは言葉の習得の上でもチャンスです。扇風機のことを絵日記に描くととても食いつきがよかったです。これを使わない手はありません。
プラモデルの扇風機をプレゼントしたら首の部分がすぐに壊れてしまったという絵日記です。
絵日記のネタが「今日も扇風機をつけました」って。笑
絵のタッチが明らかに違います。
やはり描くそばで本人は興奮して悦に入っていました。
嬉しくて興奮している時、
足をピンと伸ばし、両手を小刻みに動かして同じ動きをする、特有の運動をします。
のちにその繰り返す運動のことを常同行動と呼ぶことを知りました。
幼稚部で皆の描いたお絵描きがホールに貼られていた時、
アンパンマンやドラえもん、お母さんの顔や、キャラクターの顔などの絵が並んでいる中に
扇風機の絵がありました。笑。
誰が描いたのか一目瞭然でした。
本人も私もいったい何枚の扇風機の絵を描いたことでしょう!!
あんまりにも触りすぎてこんな絵日記も。
他、こだわりのモノ関係の話ではありませんが、
例えば集団でお遊戯などがあった際、1人外れて常同運動をして悦に入っていることもよくありました。
理由は分かりません。そのほうが本人は心地よかったのだと思います。
親としては心配でした。
小学部に入る頃、こだわりの関心が扇風機からトイレ(便器)へと変わっていきました。
まあトイレの水も回るもの、だからでしょうか?
トイレここだわりの話はまた次回に。
しかし、今振り返ると面白いやつだなあと改めて思ったりしています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?