保護者支援について
毎度恒例、我が子の話。
睡眠障害は強度行動障害のチェック項目の一つである。
我が子には睡眠障害がある。
3歳~4歳くらいの頃は寝るまで2時間程度、3時間後には覚醒し3時間寝ないということもしばしばあった。
この睡眠障害は親にとってほんとにつらい。
まず寝不足、そして寝るまでもずっと付いておかないといけなかったので、ほんとに自分の時間がない。
しかもこの頃は二人目も産まれたばかりであり、授乳もある。
正直我が家はめちゃくちゃだった。
嫁もイライラ、自分もイライラでお互いに喧嘩もする、子供にもあたる。
その時の自分と嫁に療育とは何ぞやと伝えてあげたいが、伝えたからと言って上手にできる自信は全くない。今でも同じ環境であれば、同じことをするかもしれない。
そのくらい大変だった。
なぜこのことを書いたかというと、最近また睡眠障害が出ている。
今朝は4時、昨日は3時に起床し、夜も寝るまでに時間がかかるような状況だった。
もちろん一人にしておくと、大変なこと(放尿、物品の破損、冷蔵庫の中身ぐちゃぐちゃetc.)になる。
そのため、うつらうつらしながら持ってきたDVDを見せたりしている。
もちろん以前に比べてかなりできることも増え、格段に楽にはなっているが、それでもつらい事には変わりない。
ちなみに、どのような時に睡眠障害が起きるのかというと、季節の変わり目、環境の変わり目、ストレスがかかっている時などが多い。
そのため、仕方のない時は諦めるしかない。
睡眠障害は誰にでも起きるわけではないが、起きるとほんとに大変だということを理解してほしい。
本当の意味での理解は難しいが、そのような様々な状況で苦しんでいる親には寄り添ってあげてほしい。
怒ってしまうし、療育なんかには到底ならない。
そのような状況下で怒らない方がいい、こうすれば良い療育になる、これはしない方がいい、これはやったらダメなどと言っても、出来る親の方がまれだ。
そのような親と寄り添うときに支援者の方は本当に頭を悩ませて、行動されていると思う。
「どうすれば子供のために良いのか」「親と共依存関係じゃないのか」「どうやったら親が変わってくれるのか」そのように思う前に、「この親を救うために何ができるのか」をぜひ一度考えてほしい。
主体は子供である。それは間違えてはいけない。しかし、子供にアプローチしようと思ったときに親の問題は避けて通れない。
療育とは週に2時間程度のわずかな時間でしかない。日中の活動場所や親と過ごす時間に比べると非常に少ない。
療育の場面で出来たことを日常へ拡げていくために、親に寄り添い、親と協力し、そして子供さんにとって最も良い結果を目指していく。そんな関係を持つ事業所が増えていってくれることを強く願う。
ということで今回の記事で一番大事なことは、、、自分が仕事中寝てたら、そっと眠らせてください!(*ノωノ)