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レコード棚を総浚い #75:『David Bowie / Diamond Dogs』
1974年、デヴィッド・ボウイー8枚目のスタジオ・アルバム。
原盤では「BOWIE」名義となっているが、日本盤では「デビッド・ボウイー」名義。
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ジョージ・オーウェルの『1984年』をモチーフにしたミュージカル作品として構想されたが、著者の未亡人がこれを拒否。半人半獣のボウイが荒廃した未来を予言をするというコンセプトに再構築された。
シングルカットされたのは、タイトル曲『Diamond Dogs』と『Rebel Rebel』だが、個人的に思い入れがあるのは後者の方だ。
小学生の時Bay City Rollersに出会って音楽の魔法にかかった自分にとって、絶頂期から滑り落ちるように売り上げを落としていったアルバム『IT'S A GAME』の中でも一際違和感があったのが、この『Rebel Rebel』のカバーだった。
それが長じて、『ジギー・スターダスト』に出会い、ボウイの魅力が理解できるようになってくると、ローラーズの『Rebel Rebel』の印象も正反対のものになっていった。
「作品を理解する」ということの奥深さを教えてくれた象徴的な楽曲がこの『Rebel Rebel』だったのだ。