レコード棚を総浚い #74:『Dave Mason & Cass Eliot/ Dave Mason & Cass Eliot』
トラフィックの活動休止後、アメリカに渡ってファーストソロを出したデイブ・メイスンがパパス&ママスのキャス・エリオット(ママキャス)と組んで、1971年に出したコラボアルバム。
ファーストソロに較べるとアコースティック要素強めで、フォーキー・スワンプとでも呼ぶべきか。ハモンドの多用も印象的。
グラム・パーソンズの手引きで、出会った二人の共作アルバムだが、キャス番長が作曲に関わったのはわずか2曲。その『Here We Go Again』と『Something to Make You Happy』で、リード・ボーカルを披露してます。
途中まで制作に参加していたというネッド・ドヒニー作の『On and On』は、73年にデビューアルバムを出すネッドの作風とは少し違い、ソングライターとしての器用さを覗かせる。