レコード棚を総浚い #49:『Brand X / UNORTHODOX BEHAVIOUR』
フィル・コリンズが在籍したプログレ・ジャズロック・バンド『Brand X』のデビュー作『UNORTHODOX BEHAVIOUR(邦題:異常行為)』
フィル・コリンズというドラマーは、多くのヒットアルバムをプロデュースしているし、ご自身のソロでも非常にポップな一面を見せる。
しかし本作での超絶技巧、超高速のドラミングを目の当たりにすると、これが本来の彼の姿なのだと気付かされる。
この手の技巧的音楽には、聴いていて「こんな演奏できたら楽しいだろうな」という愉悦があるが、反面、自分にもわかるメロディが欲しくなる時がある。
その点、このバンドにはジョン・グッドソールというメロディ感覚を持ったギタリストがいて、最後まで聴衆を引っ張ってくれる。
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