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サイ、9

FAXっぽい ”ピー ひょろろ” が聴こえ続ける。

身体は供給されてもその時代を生きる肉体がない。そのため地球側の協力も裏では受けながら、同一個体にある周期で帰ることができる。9度の転生ののち滅魂するが、同じ肉体の中を9人が変わりばんこに肉体をシェアする仕組みになっていて、今回は22年周期の俺・この前は7年周期の俺だった。運悪くバッティングするときは2体出くわす時もありそれは共存で、今回の清水さんもその類で行くようだ。たまに居合わせた人に(乗り移って)自分たちと会話する。洋志の声が聞こえる。

「おーい、順調にシンクロしていってるから。注射器内を出しておけー」

肉体生成サイズはわずか直径3mm
それを体内に入れていわゆる守護霊として、暮らす。呼気吸入が難しい。
[清水さんは火星人]だから予期せぬ出来事も想定済みだ、
それより時間の読み方教えよう。8.7.6.5.4.3.2.1.地球に降りた後、しばらく肉体と時の流れが逆だから流しつつ圧を和らげるための時の流れだから!

「卓也、あれやべえぞ。押すぞ…後は道中選択だわな、な、な」

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火星人が居るから時間どおりは無理だろうと思ったが、2010年に到着した。9歳の自分が死ぬところを助けるために物理的に手を出した分、10年もの歳月が早送りされた。

3mmの寄り身体募集中の宇宙人 と 肉体のない火星人(白い象・清水さん)2042年相当の知識を持ってこの地球文明でどうするのでしょう?

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