『カゲロウデイズ』×遊戯王オリカ(リメイク)vol.4
※『カゲロウプロジェクト』の全ストーリーのネタバレを含みます。
※オリカが苦手な方はブラウザバック推奨。
「”対象”に焦点を当てたテーマ」としてメカクシ団の方々にカードとなってもらいました。カードパワーはOCGの12期を目指しています。
引き続き、アヤノのオリカから紹介します。
《メカクシ団No.0 アヤノ》
攻守は「折り鶴(0626)」で攻撃力は「ヒーロー(1060)」です。
黒髪黒セーラーがエクシーズの黒枠と相性バッチリです。キド・セト・カノを素材にエクシーズ召喚します。
カードが重なってる様子が、「お姉ちゃんの影に隠れる弟妹」ぽくてポイント高い。
モンスター効果①は作中における『ひとりぼっちの作戦』をモチーフにしています。自分を犠牲にし、家族を守り、冴える蛇を足止めします。
主目的はデッキバウンスというより、自己リリースで自身をEXに置く方で、これによって「以下の効果」の発動条件が半分満たされます。
もう一種類の炎属性Pモンスターのシンタローが、アヤノを迎えに来た時に残存効果の発動条件が満たされ、「目をかける」の力によって失われた時間の記憶をシンタローに伝えられるようになります。
EXデッキは覚醒マリーによるリセットの影響を受けないので、アヤシンが事前にEXに置かれていれば、ループ後ロスメモ入りの手札6枚でスタートできます。
ペンデュラム効果は漫画版の最終巻を再現しました。『焼きつける』がまだアヤノだった頃の話です。
『合体せる』の力で半アザミ化したマリーを作ってみたかった遊び心というか、ロマン枠というか…。
《メカクシ団No.7 シンタロー》
攻撃力は「ニート(210)」にして、守備力の方を主人公ステータスにしました。
エネはリンク、コノハはシンクロ、アヤノはエクシーズ...と、高校生組はみんなEX関連のモンスターです(融合は最年長のマリー)。
高校生時代(の思い出)とメカクシ団を行き来していた存在が過去のアヤノと現在のシンタローの2人なので、彼らをEXデッキを行き来するペンデュラムモンスターにしました。
つまりペンデュラムゾーンでアヤシンが作れます。素晴らしい。アヤシンは至高。
ペンデュラム効果はデパートテロの時の再現です。エネを呼び出し、フィールドをハックします。
というか強制効果で勝手に出てきます。ご主人はエネに振り回される運命なのです。
モンスター効果は「目に焼き付ける」をイメージした効果です。カードを記憶に見立てて、それを少しずつ取り戻していきます。
アニメ最終話の印象が強めに入ってます。原作の流れ通りアヤノを経由させたかったので、間に場の覚醒マリーを挟むなど*して、発動にアヤノのペンデュラム効果の発動が必須になるようにしています
*アヤノの効果以外で、覚醒マリーが場に残る手段が無いよう設計しています。
エラッタ前のFWDよりも酷いパワカですが、条件厳しいのでギリセーフと思いたい。
女王が居ないと実質ただのバニラ、よりも酷い効果の無い効果モンスターなのがシンタローらしい。
《ロスタイムメモリー》
アヤノとシンタローの名を連ねる曲として『ロスタイムメモリー』を選びました。
《アウターサイエンス》以外で唯一《カゲロウデイズ》を発動させる効果を持たないカゲプロ魔法罠です。全然文字数オーバーで共通効果が入らなかっただけです。悔しい。
引きこもってるシンタロー(手札)か、1度外に出たシンタロー(EXデッキ)かでルートが分かれます。
RouteXXでは、友達は居なくなって(おろかな重葬)、冴えるは事を進め(サーチ)、シンタローは引きこもります(裏守備)。地獄〜。
EXモンスター墓地に送るだけなんですが、送るモンスター次第でエネのdelete、遥の持病、落ちるアヤノの絵が浮かぶような、そんな効果です。
1番簡単にエネを墓地へ送る手段なので、クロハを出したい時に有用です。まぁアーデク落としてまずクロハか儀式魔法サーチする事の方が多いと思いますが。
Route1では、冴えるの計画を阻止し、アヤノと共に現実世界へ帰還します。
テーマ内でアヤノをペンデュラムゾーンに置く唯一の手段です。置いた後はシンタローの紹介で話した通り、女王出してからの無限手札回収が始まります。
また、テーマ内で唯一の、カゲロウデイズを破壊する手段でもあります。
それが理由で、この後、次に紹介する《サマータイムレコード》に繋げるのが理想的なムーブとなっていきます。
《サマータイムレコード》
場にメカクシ団全員が揃うと特殊勝利します。
意外と、場に団員を揃えるのはそんなに難しくありません。特にロスメモ発動後ならアヤシンのペンデュラム召喚もあるので。
もちろんサマレコ発動時に相手にチェーンで団員除去られると特殊勝利が不発して悲しい気持ちになります。
問題1は《カゲロウデイズ》の扱いの難しさ。「自分のカードの効果を受けない。」なんて耐性持ちを、特殊勝利の条件のために退かす必要があります。いざ退かせても、団員を場に出すために空想フォレストやメカクシコードを使うとまた《カゲロウデイズ》が勝手に出てくるというジレンマ。
さながら、カゲロウデイズの呪縛を解きたいのに、カゲロウデイズによって生かされている少年少女の如く...。
………とか考えてましたが、実は他のフィールド魔法に張り替えれば済むことに後から気づき、これもさしたる問題じゃなくなってしまいました。
次行きましょう次。
(特殊勝利条件を「フィールドゾーンにカードが無い場合」に変えようか検討中…。まぁそれもチキンレース張り替えて自壊させれば済む話ですが...。)
問題2は発動条件の多さ。
4種類の魔法カードと2種類の罠カードの発動、さらに女王マリーのリセット効果の発動を必ず1回しなければなりません。
条件が「“効果”の発動」なのもちょいめんどい。
先行1ターンで全部発動しようとしても間に必ずリセットを挟むので、相手にターンを返してからまたさらにサマレコの勝利条件を整えなければいけません。
このテーマは基本、持ち前の防御力と継戦能力を活かしつつサマレコの発動を目指していくのが目標です。テーマ全体の打点が低く、除去手段も少ないので、むしろ特殊勝利が無難な選択になるよう設計しています。
目の能力による搦手で相手の妨害を掻い潜り、「子供たちの作戦」を成功させましょう。
以上、アヤノ、シンタロー、ロスメモ、サマレコのオリカ紹介でした。
これにて【メカクシ団】のオリカ紹介は以上になります。
「”対象”に焦点を当てたテーマ」と謳った割に、あんまり展開のギミックに活かせてないような感じになってしまいました。ギミック発信というより、カード同士の関係性から着想を得ていったので、さもありなんですが…。
反面、『カゲロウデイズ』のストーリーを如何に簡潔に効果に落とし込むか、という所へは、充分に力を注げたと思うので、そこは大方満足しています。
デッキの動き自体が「目が冴えるのドロソ軸から抜け出そうと足掻くメカクシ団」という感じで物語とリンクしてる風にギリ見えるかなと。
テストプレイをまだ全然してないので、ここまでで書いた内容は後日予告なく変更されまくる可能性大です。ご了承ください。
ここまでご閲覧ご拝読いただき、ありがとうございました。この記事が何かしらの糧となれましたら幸いです。