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『カゲロウデイズ』×遊戯王オリカ(リメイク)vol.4

※『カゲロウプロジェクト』の全ストーリーのネタバレを含みます。
※オリカが苦手な方はブラウザバック推奨。

「”対象”に焦点を当てたテーマ」としてメカクシ団の方々にカードとなってもらいました。カードパワーはOCGの12期を目指しています。

引き続き、アヤノのオリカから紹介します。



《メカクシ団No.0 アヤノ》

エクシーズ・ペンデュラム・効果モンスター
ランク0/炎属性/サイキック族/攻1060/守1260

【Pスケール:赤0/青0】
このカード名のP効果は1ターンにに1度しか使用できない。

①:除外状態のカードを任意の数だけ対象として発動できる。そのカードを墓地に戻し、EXデッキから「目を合体せる蛇の女王」1体を効果を無効にして特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは墓地の「メカクシ団」モンスターと同じ効果を得る。

【モンスター効果】
レベルが異なるレベル3以下の「メカクシ団」モンスター×3
ルール上、このカードのランクは1として扱う。

①:フィールド(表側表示)・墓地のサイキック族以外の闇属性モンスター1体を対象として発動できる。
このカードがXとしているカードを全て持ち主の手札に加え、このカードをリリースし、対象のモンスターをデッキに戻す。
このデュエル中、以下の効果を適用する。
●EXデッキに表側の炎属性のPモンスター2種類が存在する場合、自分は通常のドローを行う代わりに、デッキから「ロスタイムメモリー」1枚を手札に加える。

Ptext:146/text:215

攻守は「折り鶴(0626)」で攻撃力は「ヒーロー(1060)」です。

黒髪黒セーラーがエクシーズの黒枠と相性バッチリです。キド・セト・カノを素材にエクシーズ召喚します。
カードが重なってる様子が、「お姉ちゃんの影に隠れる弟妹」ぽくてポイント高い。

モンスター効果①は作中における『ひとりぼっちの作戦』をモチーフにしています。自分を犠牲にし、家族を守り、冴える蛇を足止めします。
主目的はデッキバウンスというより、自己リリースで自身をEXに置く方で、これによって「以下の効果」の発動条件が半分満たされます。

もう一種類の炎属性Pモンスターのシンタローが、アヤノを迎えに来た時に残存効果の発動条件が満たされ、「目をかける」の力によって失われた時間の記憶をシンタローに伝えられるようになります。
EXデッキは覚醒マリーによるリセットの影響を受けないので、アヤシンが事前にEXに置かれていれば、ループ後ロスメモ入りの手札6枚でスタートできます。

ペンデュラム効果は漫画版の最終巻を再現しました。『焼きつける』がまだアヤノだった頃の話です。
『合体せる』の力で半アザミ化したマリーを作ってみたかった遊び心というか、ロマン枠というか…。


《メカクシ団No.7 シンタロー》

ペンデュラム・効果モンスター
星7/炎属性/サイキック族/攻210/守2500

【Pスケール:赤10/青10】

①:モンスターが召喚・特殊召喚された場合に、そのモンスターを対象として発動する。
そのモンスターにEXデッキ・魔法&罠ゾーンの「メカクシ団No.6 エネ」1体を装備魔法カード扱いで装備する。

【モンスター効果】

①:フィールドに元々のカード名が「目を合体せる蛇の女王」となるモンスターが存在する限り、自分フィールドの「メカクシ団」カードを対象とする効果が発動する度に、自分のフィールド・墓地・除外状態のカード1枚を手札に戻す事ができる。
このターン、自分はこの効果で手札に戻した、モンスターまたはカードを対象として効果の発動ができる速攻魔法・罠カード及びその同名カードを、セットしたターンでも発動できる。

Ptext:96/text:195

攻撃力は「ニート(210)」にして、守備力の方を主人公ステータスにしました。

エネはリンク、コノハはシンクロ、アヤノはエクシーズ...と、高校生組はみんなEX関連のモンスターです(融合は最年長のマリー)。
高校生時代(の思い出)とメカクシ団を行き来していた存在が過去のアヤノと現在のシンタローの2人なので、彼らをEXデッキを行き来するペンデュラムモンスターにしました。
つまりペンデュラムゾーンでアヤシンが作れます。素晴らしい。アヤシンは至高。

ペンデュラム効果はデパートテロの時の再現です。エネを呼び出し、フィールドをハックします。
というか強制効果で勝手に出てきます。ご主人はエネに振り回される運命なのです。

モンスター効果は「目に焼き付ける」をイメージした効果です。カードを記憶に見立てて、それを少しずつ取り戻していきます。
アニメ最終話の印象が強めに入ってます。原作の流れ通りアヤノを経由させたかったので、間に場の覚醒マリーを挟むなど*して、発動にアヤノのペンデュラム効果の発動が必須になるようにしています
*アヤノの効果以外で、覚醒マリーが場に残る手段が無いよう設計しています。

エラッタ前のFWDよりも酷いパワカですが、条件厳しいのでギリセーフと思いたい。

女王が居ないと実質ただのバニラ、よりも酷い効果の無い効果モンスターなのがシンタローらしい。


《ロスタイムメモリー》

装備魔法

①:自分の手札・EXデッキから「メカクシ団No.7 シンタロー」1体を特殊召喚し、このカードを装備する。

②:1ターンに1度、装備モンスターをどこから特殊召喚したかによって、以下の効果を発動できる。
●手札:EXデッキの炎・光属性モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
デッキから「目が冴える蛇」1枚を手札に加え、装備モンスターを裏側守備表示にする。
●EXデッキ:手札の「アウターサイエンス」1枚を捨て、フィールドの「カゲロウデイズ」1枚を破壊して発動できる。
EXデッキの「メカクシ団No.0 アヤノ」1体を自分のPゾーンに置く。

text:261

アヤノとシンタローの名を連ねる曲として『ロスタイムメモリー』を選びました。
《アウターサイエンス》以外で唯一《カゲロウデイズ》を発動させる効果を持たないカゲプロ魔法罠です。全然文字数オーバーで共通効果が入らなかっただけです。悔しい。

引きこもってるシンタロー(手札)か、1度外に出たシンタロー(EXデッキ)かでルートが分かれます。

RouteXXでは、友達は居なくなって(おろかな重葬)、冴えるは事を進め(サーチ)、シンタローは引きこもります(裏守備)。地獄〜。
EXモンスター墓地に送るだけなんですが、送るモンスター次第でエネのdelete、遥の持病、落ちるアヤノの絵が浮かぶような、そんな効果です。
1番簡単にエネを墓地へ送る手段なので、クロハを出したい時に有用です。まぁアーデク落としてまずクロハか儀式魔法サーチする事の方が多いと思いますが。

Route1では、冴えるの計画を阻止し、アヤノと共に現実世界へ帰還します。
テーマ内でアヤノをペンデュラムゾーンに置く唯一の手段です。置いた後はシンタローの紹介で話した通り、女王出してからの無限手札回収が始まります。
また、テーマ内で唯一の、カゲロウデイズを破壊する手段でもあります。
それが理由で、この後、次に紹介する《サマータイムレコード》に繋げるのが理想的なムーブとなっていきます。


《サマータイムレコード》

通常魔法

このデュエル中に自分が、元々のカード名が「カゲロウデイズ」「メカクシコード」「空想フォレスト」「オツキミリサイタル」「夕景イエスタデイ」「ロスタイムメモリー」「目を合体せる蛇の女王」となるカードの効果を発動している場合に発動できる。

①:この効果の処理時に、自分フィールドに元々のカード名に「メカクシ団」を含むカードが10種類存在し、「カゲロウデイズ」が存在しない場合、自分はデュエルに勝利する。

text:197

場にメカクシ団全員が揃うと特殊勝利します。

意外と、場に団員を揃えるのはそんなに難しくありません。特にロスメモ発動後ならアヤシンのペンデュラム召喚もあるので。
もちろんサマレコ発動時に相手にチェーンで団員除去られると特殊勝利が不発して悲しい気持ちになります。

問題1は《カゲロウデイズ》の扱いの難しさ。「自分のカードの効果を受けない。」なんて耐性持ちを、特殊勝利の条件のために退かす必要があります。いざ退かせても、団員を場に出すために空想フォレストやメカクシコードを使うとまた《カゲロウデイズ》が勝手に出てくるというジレンマ。
さながら、カゲロウデイズの呪縛を解きたいのに、カゲロウデイズによって生かされている少年少女の如く...。

………とか考えてましたが、実は他のフィールド魔法に張り替えれば済むことに後から気づき、これもさしたる問題じゃなくなってしまいました。
次行きましょう次。
(特殊勝利条件を「フィールドゾーンにカードが無い場合」に変えようか検討中…。まぁそれもチキンレース張り替えて自壊させれば済む話ですが...。)

問題2は発動条件の多さ。
4種類の魔法カードと2種類の罠カードの発動、さらに女王マリーのリセット効果の発動を必ず1回しなければなりません。
条件が「“効果”の発動」なのもちょいめんどい。
先行1ターンで全部発動しようとしても間に必ずリセットを挟むので、相手にターンを返してからまたさらにサマレコの勝利条件を整えなければいけません。

このテーマは基本、持ち前の防御力と継戦能力を活かしつつサマレコの発動を目指していくのが目標です。テーマ全体の打点が低く、除去手段も少ないので、むしろ特殊勝利が無難な選択になるよう設計しています。
目の能力による搦手で相手の妨害を掻い潜り、「子供たちの作戦」を成功させましょう。


以上、アヤノ、シンタロー、ロスメモ、サマレコのオリカ紹介でした。

これにて【メカクシ団】のオリカ紹介は以上になります。
「”対象”に焦点を当てたテーマ」と謳った割に、あんまり展開のギミックに活かせてないような感じになってしまいました。ギミック発信というより、カード同士の関係性から着想を得ていったので、さもありなんですが…。
反面、『カゲロウデイズ』のストーリーを如何に簡潔に効果に落とし込むか、という所へは、充分に力を注げたと思うので、そこは大方満足しています。
デッキの動き自体が「目が冴えるのドロソ軸から抜け出そうと足掻くメカクシ団」という感じで物語とリンクしてる風にギリ見えるかなと。

テストプレイをまだ全然してないので、ここまでで書いた内容は後日予告なく変更されまくる可能性大です。ご了承ください。

ここまでご閲覧ご拝読いただき、ありがとうございました。この記事が何かしらの糧となれましたら幸いです。

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