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『カゲロウデイズ』×遊戯王オリカ(リメイク)vol.1

※『カゲロウプロジェクト』の全ストーリーのネタバレを含みます。
※オリカが苦手な方はブラウザバック推奨。

メカクシ団の方々に「”対象”に焦点を当てたテーマ」として活躍するポテンシャルを見出したので、12期のカードパワーに合わせつつ【メカクシ団】テーマを制作しました。

コンボと小ネタの解説を交えつつ、キド団長からマリーまでのオリカを紹介します。



《メカクシ団No.1 キド》

チューナー・効果モンスター
星1/闇属性/サイキック族/攻1000/守700

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「メカクシ団」モンスター1体を特殊召喚する。

②:自分・相手ターンに手札・フィールドのこのカードをエンドフェイズまで永続罠カード扱いで自分の魔法&罠ゾーンに表側表示で置き、自分または相手の、フィールド・墓地のカードを任意の数だけ対象として発動できる。
そのカードはこのターンの間、相手の効果の対象にならず、攻撃対象にされない(この効果が適用されたモンスターしか自分フィールドに存在しない状態での相手の攻撃は自分への直接攻撃になる)。

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攻守はアジトの部屋番号「107」から。

団長の仕事のひとつはメンバーの勧誘・招集なのでリクルート効果を持たせました。
レベル1チューナーでリクルーター。「ワン・フォー・ワン」でも出せるし、サイキック族なので緊テレでも出ます。なんて頼もしい。

無難なルートは、キドからヒビヤ(レベル8)を呼んでコノハ(レベル9)をシンクロするルートです。コノハの効果で素材は手札に戻るので、そのまま手札に行ったヒビヤの効果を使ったり、キドの②の誘発を構える形ができたりします。

メカクシ団はレベルが団員ナンバーと連動する都合上、レベルが全員バラバラになります。一見シンクロと相性が良さそうに見えますが、エネがリンクだったり、マリーとシンタローがチューナーなので、実際出せるのは3・4・6・9シンクロのみ。「武力の軍奏」「虹光の宣告者」「瑚之龍」などの択はありますが、普通にテーマ内でぐるぐる動かした方が安定しがちです。「電脳堺狐-仙々」とかちょっとシナジーありそうだけど。

②の対象耐性付与の効果は「目を隠す能力」を意識したものです。
自陣を除去から守るのはもちろんのこと、効果によっては相手の展開を止められる場面もあると思います(墓地を対象にして蘇生する系の効果を妨害するなど)。
発動コスト自体に制約を強いる都合上、「墓穴の指名者」的な使い方はできません。既に対象に取られたカードに後出しチェーンでこの効果を使用しても手遅れなになります。相手の動きを読み切ってから使わないと大したリターンにならないので気を付けましょう。

発動コストで自身を魔法・罠化するカードは現状OCGにはまだ存在しませんが、将来的にワンチャン出そうと思って実装しちゃいました。裁定に問題が出たら即刻エラッタするか、Q&Aを作ります。

「触れられたら解除される」ので”攻撃されない”にしました。
おかげで(この効果が適用されたモンスターしか自分フィールドに存在しない状態での相手の攻撃は自分への直接攻撃になる)がくっついてきてテキストがギチギチですが、原作再現なので致し方なし。


《メカクシ団No.3 カノ》

効果モンスター
星3/闇属性/サイキック族/攻800/守800

このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。

①:自分・相手ターンにフィールド・墓地のモンスターカード1枚を対象として発動できる。
手札のこのカードを相手フィールドに特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは対象のモンスターと同じ属性になり、そのモンスターの元々のカード名と同じカード名を得る。

②:このカード名のカードはリリースできず、素材を必要とする「メカクシ団」モンスター以外の特殊召喚のための素材にできない。

③:元々の持ち主以外のフィールドで破壊されるこのカードは墓地へは行かず持ち主の手札に戻る。

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攻守は「嘘八百」と「母(88)」から。

「目を欺く能力」を使い、相手の場に潜入するイメージで効果をまとめています。
「欺く」は声と見た目が変わる“だけ”の能力なので、カード名と属性の2つだけの変化に留めています。
相手のモンスターは「鮮明にイメージできる生き物」では無いけど、カードパワーの都合で対象にできるようにしました。欺くの力だけじゃなくて変装とかしてスパイ活動してるんだと思います。人見知りとか隠すために「欺く」発動してそう。

”痛み”で能力解除なので、”破壊”で手札に戻るようにしました。

②の効果があるので、素材になりそうな相手モンスターを対象にすると展開の妨害になります。
逆に、リリースされたくない自分モンスターを対象にして壊獣などから身を護る使い方もできます。

「目が冴える蛇」は儀式モンスターにする予定なので、ミラー対面の時そのタイミングで打たれると”冴える”の召喚をカノが邪魔する展開になってとてもエモそう。


《メカクシコード》

永続罠

①:このカードの発動時の効果処理として、自分のデッキを確認する。その後、手札・デッキから「カゲロウデイズ」1枚を発動する。

②:1ターンに1度、「メカクシ団No.1 キド」または「メカクシ団No.3 カノ」を含むフィールドのモンスターカード2枚を対象として発動できる。
対象のモンスターのレベルの差の数またはレベルの合計の数と同じレベルのモンスター1体を手札・デッキから特殊召喚する。

③:カードを対象とする効果の発動に対して、相手は効果を発動できない。

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当テーマの魔法&罠カードは以下のように「カゲロウデイズ」を出そうとする共通効果を持っています。

①:このカードの発動時の効果処理として、自分のデッキを確認する。その後、手札・デッキから「カゲロウデイズ」1枚を発動する。

強制効果なので、既に「カゲロウデイズ」が在る時は必ずそれを退かして新しい「カゲロウデイズ」を発動します。デッキに「カゲロウデイズ」が無い場合は「デッキを確認する」だけ処理して終わります。
”カゲロウデイズ“から全ての悲劇や喜劇が始まり、メカクシ団のどんな物語にも”カゲロウデイズ”は付き纏う…、そんな意図の共通効果です。

また、【メカクシ団】魔法&罠には必ず団員のカード名が入ります。
そのため後に紹介する「カゲロウデイズ」の効果でカード名を参照し、魔法・罠をサーチできます。

「メカクシコード」にはキドカノの名前を入れました。
この曲はキドカノ曲ってよりは、歌詞的に「メカクシ団のテーマ曲」って感じで、MVを飾るキドはともかくカノの要素は少ないですが…、どうしても他に適する曲が無かったのでカノはぶち込まれました。
一応、”金髪のヒール”って歌詞で登場してはいますけどね(有志作成のMVはその歌詞のタイミングでモモが描かれてましたね。諸説あり)。

固有効果は、( キドorカノ )+モンスター1体が場に居れば、そのモンスターのレベル±1or3のレベルを持つモンスターをリクルートする効果です。レベルを上げ下げする感じが、音楽のボリュームを上げ下げしたり、東奔西走する団員達を連想させたり、させなかったり。

募集要項無条件なので、リクルート先は「メカクシ団」に限りません。便利。
任務遂行のためならどんな手段でも人材でも使って行きましょう。

③は対象効果のチェーンを禁じる効果です。「目隠し完了。」
「メカクシ団」モンスター及び【カゲロウデイズ】カードは基本的に”対象として発動する効果”を持つので、実質、相手にテーマ全体のチェーンを封じることができます。強い。


《メカクシ団No.2 セト》

効果モンスター
星2/地属性/サイキック族/攻1080/守1750

①:相手のカードの効果が発動した時、手札のこのカードを相手に見せ、フィールドの「メカクシ団」モンスターカード1枚を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力より高い攻撃力を持つ相手モンスターの数だけ相手の手札をランダムに確認する。
その中のカードと同じ種類(モンスター・魔法・罠)の相手フィールド・墓地のカードの効果は無効化される。

②:自分エンドフェイズに、フィールドの属性が異なる「メカクシ団」モンスターを5体まで対象として発動できる。
自分はそのモンスターの数までデッキからドローし、このカードを手札に戻す。

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攻守は犬の「はなこ(875)」またはハムスターの「はなお(870)」から。

彼の持つ「目を盗む」はピーピングと無効化で表現しました。心を読んで先手を打ち、相手の作戦を無力化するイメージです。
彼が能力を使いたがらない性格なので、団員がピンチに近い状況でのみ発動できる条件にしています。時の効果ゆえにタイミングを逃すあたりもまさに。
ターン1が無いので、相手は団員より低い攻撃力のモンスターだけで展開するか、こちらのメカクシ団を除去するなどしない限り無効が飛んできます。

キドかカノが手札に居れば先行1ターン目から手札誘発として使えます。

エンド時に場の「メカクシ団」の属性の数だけドローする効果を持ちます。
その時居る団員の属性の数だけ、バイトで出稼ぎに出るイメージです。メカクシ団のドローソースを一手に握るセト、苦労人過ぎる。(相手の場のカノ含め、実践では6,7枚が最大値の想定。…そうそう5枚もドローできないつもりですが、ヤバそうであれば属性につき1枚にエラッタします。文字数の都合でエラッタしました。)

何気に手札に帰ってくる効果が強いです。手札誘発が持っちゃいけない効果してます。


《メカクシ団No.4 マリー》

チューナー・効果モンスター
星4/地属性/サイキック族/攻0/守140

このカード名の①の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。

①:フィールドに「メカクシ団」カードが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。

②:このカードがモンスターの攻撃・効果の対象になった時に、フィールド・墓地のモンスターカード1枚を対象として発動できる。
その攻撃・効果を無効にする。このターン、対象のモンスターの効果は無効化され、攻撃力・守備力は0になり、攻撃及び表示形式の変更もできない。

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攻守は「石(14)」から。
当テーマでは団員のフィジカルの強さ順(筆者の独断)が攻撃力、ゲームの強さ順(筆者の偏見)が守備力になるよう数値を調整しつつ、且つなるべく語呂合わせになるような攻守に設定しています。マリーは攻守共に最下位。

①の効果は女王の「他の蛇を引き寄せる性質」をイメージ…したんですが、ネットで調べた感じ、その設定の情報が…無いな…?あれっ…確かそんな設定があったはずなんですが…。
あとこの効果だとなんか逆に女王が団員に引き寄せられてる効果に見えなくもないです…………が、なんかその方がマリーっぽい気がするのでこのままにしておきます。引き寄せる=サーチにしてヒビヤと効果が似通ってしまうのは避けたいですし。

「目を合わせる能力」の名の通り、目が合った相手モンスターを一時的に石化します。ターン1無しです。
時の任意効果なので、リターンを大きめにしています。対象元の効果とは別のモンスターを無効化できる...など。

モモでマリーを対象にしたり、キドでマリー以外の対象を外したりすることで相手の効果をマリーに誘導できます。
コンボ前提の効果だったり、攻守0にしても自力じゃ戦闘破壊できなかったり、という非力な性能がマリーらしくて良い。


《空想フォレスト》

永続魔法

①:このカードの発動時の効果処理として、自分のデッキを確認する。その後、手札・デッキから「カゲロウデイズ」1枚を発動する。

②:自分フィールドに「メカクシ団No.2 セト」または「メカクシ団No.4 マリー」が存在する限り、自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズに「メカクシ団」モンスター1体を召喚できる。

③:1ターンに1度、フィールドの「メカクシ団」モンスターを任意の数だけ対象として発動できる(同じ属性は1体まで)。
デッキから、そのモンスターと同じ属性でレベルが異なる「メカクシ団」モンスターを裏側守備表示で特殊召喚する。

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マリー&セト担当魔法罠には『空想フォレスト』を採用しました。
場にマリーが居る時に、セトをセットできるみたいな効果です。セトだけに。???????????

「メカクシ団」モンスターは関係性が強い者同士(男女カプ)で属性が同じになるよう設定しています。
闇属性のキドカノ、地属性のセトマリ、水属性のヒビモモ、光属性のコノエネ、炎属性のアヤシンといった感じでお互いを呼び込み合う関係です(コノエネは両方EXに居るので残念ながら今回は対象外)。

表側になるのを待つマリーに、再会を待ち続ける彼女の想いを重ねたり、反転召喚して大量ドローし出すセトで、新しい世界の扉を開いてくれた彼との衝撃的な出会いを再現………してるつもりです。
まぁ現代遊戯王では裏側のまま素材に使われるか、反転召喚する前に除去されるかなんですけどね。
大体「アウターサイエンス」のドローのコストに使われます。考え得る限り最悪の使われ方。

②はシンプルな召喚権増加です。二人で一緒に歩いてくとか、外の世界に一歩を踏み出すみたいなイメージです。

余談ですが、自分が召喚権増加効果に初めて触れたのがアロマージ・ジャスミンだったおかげで、その印象(森ガール的な)に引っ張られてる気がします。召喚権増加ってなんとなく素朴なイメージだったり、自然由来のテーマが使うイメージがあります。ふわんだりぃずとか。


以上、キド、セト、カノ、マリー、メカクシコード、空想フォレストの紹介でした。

このシリーズで紹介したカードの詳細はバランス調整などの理由で予告なく変更される可能性があります。ご注意ください。

カードの裁定などの詳細は以下の記事にまとめています。疑問点などあればこちらにコメント等お寄せください。


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