経営者目線を持てという上司がクソだと思う理由
世の中には経営者目線を持てという上司がいるが、一介の労働者に経営者目線を持てという上司は間違いなくクソだと言い切れる。以下に理由を述べよう。
まずね、経営者目線を持ったからどうだって言うんですよ。じゃあそれを真に受けて平社員が経営戦略の企画書を意気揚々と作ったらどうするんですかね?憶測ですけど多分、鬱陶しそうに「お前は自分の仕事をしてろ!」って言われるんじゃないですかね。もうここが既にクソ。
次にね、経営者目線を持つことは労働者の利益を放棄するに等しいという事。経営者目線から考えれば社員の給料は安ければ安いほど良いし、長時間労働やサービス残業もバンバンさせた方が良い。労働者にとっては自分の利益をかなぐり捨てる愚行でしかないわけです。
第三にね、労働者が経営者目線をもって、その通り働いていたら経営者は一体どんな仕事をするのでしょうか。労働者が経営者を兼業できるなら、それもう経営者は必要ないですよね。
総じて言えるのは、「経営者目線を持て!」というのは経営者が労働者を体よくコキ使うための方便だということ。労働者が自分の利益を主張すると面倒くさいから社畜調教のために使っている言葉に過ぎません。世の中にはこんなクソみたいな格言を有難がっている人もいるらしいが、本当にどうかしている。