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紙テープ用の箱の作り方


箱とは

紙テープ用の箱とは、紙テープがすっぽり収まる箱を指します。
紙テープを組む時、包む時はもちろん、投げる時にも紙テープを崩す心配なく保持できる為、巻き手投げ手問わず非常に有効な道具です。6人タッグ8人タッグで紙テープを投げる場合などは必需品と言って過言はないでしょう。

この箱については、以前X(旧Twitter)でベルキューブチーズの箱がピッタリ収まることをポストしました。

ですが、ベルキューブの箱はチーズを運ぶことに特化しており、紙テープに使用するには強度に少し難アリです。
若月は紙テープの師匠から頂いた箱を使用していますが、その製法は長らく謎とされていました。(紙テープの師匠と会う機会がなかったので。)
しかし先日の興行で師匠から製法を聞くことができましたので、実際に作ってみた感じも含めてここに記します。

材料

・厚紙方眼紙
100均で良いです。馴染みの文房具があればそちらでも良いでしょう。A3サイズなら3個くらい取れます。5mmで線が入ってるとより作業がしやすいです。

・製本テープ
箱の強度を補なうために使うので、良いやつが良さそうです。天下のコクヨ様の製本テープはAmazonに売ってました。馴染みの文房具があればそちらでも良いでしょう。

・マスキングテープ、シール等
箱をデコる為に使います。自分のものだと認識できるようにオリジナリティのあるものにしましょう。個人情報流出を恐れなければ、お名前シールで良いです。馴染みの文房具屋があれば探してみると良いでしょう。

・輪ゴム
普通のサイズで良いです。馴染みの文房具屋があればそこで買ってください。お店がなくなってからでは遅いですよ。

必要な道具

  • カッター(&カッターマット)

  • 定規(長さ15cmは欲しい)

  • セロハンテープ(仮止め用)

所要時間

ひと通りの工程を行うのにかかる時間は25分くらいです。地味にかかるな〜、ってくらいですが、美文字で有名な日ペンは1日たった20分の練習ですぐに上達すると謳っているので、それ+αだと考えれば大した時間ではありません。

作成手順

  1.  厚紙方眼紙で箱を作る

  2. 製本テープで箱を補強する

  3. マスキングテープ・シールで箱をデコる

  4. 箱に輪ゴムをつけて完成

以下詳細を説明します。

1.厚紙方眼紙で箱を作る

①以下の寸法で方眼紙を切り出します。(6玉組みの場合)

寸法(6玉組み)

壁の部分は、厚紙1枚の強度だと不安だったので、二重になるようにしています。

切り取り線を描いて
切り取る。

②折り目に軽くカッターを入れて(山折りは裏から)、綺麗に曲がるようにします。
③折り目を曲げて組み立てます。

セロハンテープで仮止めしておく。

2.製本テープで補強する

壁の部分や角を補強しつつ、見栄えのために箱の紙部分を埋めていきます。

①箱の腹と背に貼ります。

裏に目盛りがあるのでそれで長さを合わせて、
適当な長さに切って、
お腹と
背中に貼る。

②壁に貼っていきます。

壁上をカバーするようにして、1辺ずつ貼り付けていく。
短辺は角を補強するためにちょっと(5mmくらい)長めに。角を切ると貼りやすいかも。
貼った。
外面も同様に貼っていって、
できた。

3.マスキングテープ・シールでデコる

①壁の周囲にマスキングテープを貼ります。

ピッと
ピピピーっと
厚めの紙テープなら1周で良いけど、薄めの紙テープor幅が足りなければ2周すると良い。

②シールでデコります。

自分のものだとわかるようにシールでデコります。自己主張の強いシールを貼っても良いですし、いろんなシールを貼っても良いです。
貼れる場所は内側中央か底面です。内側の両端は紙テープがくるので見えなってしまいます。

我が物顔でこれ使ってますが、お友達が描いたものを使わせて貰ってるだけなんですよね。

4.箱に輪ゴムを付けて完成

普通サイズの輪ゴムならそのままつけます。
目的は箱に入れた紙テープがガタつかないようにするためです。輪ゴムをキツくしすぎて箱が変形しないように注意してください。

完成

使い方

冒頭でも述べましたが、箱は実に多様な使い方ができます。ここでは代表的な例について説明しますが、まだ発見されていない未知の使い方もあるかもしれません。箱の可能性は無限大であることを覚えておいてください。

紙テープを組む

紙テープを組む時にも箱は使えます。

内側を並べて
外側を並べて
まとめる。
信頼できる投げ手には、輪ゴムで止めてこの状態で渡しても良い。

紙テープをラップで包む

紙テープをラップで包む時にも箱は使えます。

箱の上にラップを敷いて、
組んだ紙テープを箱にラップごとはめ込んで、
ラップで包む。

紙テープを投げる(準備をする)

紙テープを投げる準備をする時にも箱は使えます。

紙テープをもらったら、
ラップを剥いて箱に入れる。
出番がまだ先なら、輪ゴムを引っ掛けて保持。

このように、箱は巻き手投げ手問わず非常に使えるものになっています。
ベルキューブの箱では満足できない方、紙テープをいっぱい預かった時に難儀している方などはぜひ作ってみて下さい。ベルキューブチーズは食べ続けて下さい。

追伸

製本テープを貼るのは仕方ないにしろ、箱を切り出して組み立てるところが面倒なので、ここだけでも業者に頼めるなら頼みたいです。(雑誌・小学三年生の組み立て付録だけを作ってもらうイメージ。今もそういう付録なのかは知りませんが。)
厚紙にミシン目加工をしてくれて、小ロット対応可・格安の業者があれば情報を下さい。

以上

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