埼玉県最南端の町 野寺・栗原の旅
旅好きなひねくれ者、じゃんろぶと申します。
今回は、埼玉県最南端の町である、栗原や野寺周辺を旅してきた。
実は新座市が東京都側にもっとも飛び出ていて、最寄り駅は新座駅ではなく、ひばりヶ丘駅(東京都・西東京市)である。
現在、埼玉県外への移動は自粛している。
しかし、栗原の住民はほとんどひばりヶ丘駅を利用していると思われるので、今回は特例としてひばりヶ丘駅からスタートすることにした。
盆栽が趣味なのだろうか?
住宅街の一角が盆栽園と化している。
ちなみに栗原の入り口はひばりヶ丘駅から徒歩3分ほどでアクセスできる。
ほぼ東京みたいなものだが、実際は埼玉県の新座市なのである。
道路まで延びる枝にみかんのようななにか。
札が取り付けられている。
盗難防止の為なのかは分からなかった。
住宅街を抜け、栗原最北部の黒目川を目指す。
黒目川にぶつかる。
この黒目川はお気に入りの川だ。
清らかな川の流域には、南沢湧水群や、妙音沢など、名水として知られるスポットが点在する。
都心の縁を流れているとは思えない、まさにのどかな自然を今に伝えている川だ。
青空とそれを鏡のように反射する黒目川。
水草が繁茂するほどの水質であることがわかる。
川沿いの遊歩道では、楽しそうに散歩する犬がたくさん見られた。
犬の飼い主に宛てた看板だ。
少し色褪せていて、手書き感が伝わる看板に気持ちまで暖かくなってくる。
これくらいの緩さが大切なのだ。
黒目川沿いを鼻歌混じりに歩いていると、栗原を過ぎ、野寺の町へと入っていた。
野寺散策の為、黒目川とはここでお別れ。
次訪れる時も綺麗な川でありますように…
野寺は、住宅街のなかに畑が点在するのどかな町並みだ。
大根らしきものが肩を寄せあっていた。
野寺親水公園の看板を見つけた。
もちろんそこに向かう。
親水公園ということは、水が流れているのだろうか?
残念ながら水は見当たらなかった。
しかし、公園内は開発を免れた雑木林が広がっていて、武蔵野の原風景を彷彿とさせる。
静かでとても心落ち着く場所だった。
公園にいた人は、私と公園内の階段を上り下りしているおばさんだけであった。
公園を抜け進んでいくと、まるで京都や鎌倉のような風情のある小路へたどり着いた。
こんな静かな森には神社や寺があるはずだ…
やはり、神社があった。
武野神社は、そんな雑木林の丘に鎮座する。
この地域で最も大きい神社だ。
最後にこちらに参拝することにしよう。
参拝完了。
狛犬の表情は、どちらかといえば優しい顔をしている。
神社の境内には、男坂と女坂があり、ちょっとした登山気分が味わえた。
自然とパワースポットが好きならオススメできるスポットだ。
散策終了。
埼玉県最南端の町は、雄大な黒目川の恵みが、広大な雑木林を産み、
それらを大切にしてきた住民が創りだした、静かで落ち着く町だと思った。
雑木林と川に癒された一日になった。
今回はここまで。
次回もまたどこかでお会いしましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?