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捻くれ者紀行4 秩父紀行

旅を愛する捻くれ者、じゃんろぶと申します。

第4回目は久しぶりに、旅行へ行ってきた、その様子を毎度の事ながら絵日記風にまとめていこうと思う。

少しでも性癖に刺さる人がいますように…。

所沢駅からスタート。
西武鉄道の最新型、40000系が来た。

通勤用車両とは思えない曲線美をまとったボディーは西武鉄道の本気を感じさせる。

個人的にはヘッドライト周りの処理がお気に入りだ。

場所は変わって飯能駅。
西武鉄道で一番好きな4000系が停車していた。

クロスシート中心でゆったりとしている車内は、都市部では味わえない趣がある。

秩父駅から乗車した秩父鉄道7500系。
このご時世にまさかの非冷房車両である。

しかしながら、扇風機がフル稼働し、乗客が忙しなく扇子で扇ぐ様子は、古き良き時代を感じさせた。

長瀞駅で途中下車。 羽生まで行ってらっしゃい。

長瀞駅舎。 明治11年に開業したこの駅は、当時の面影を変えることなく、現在も観光客を楽しませている。

関東の駅百選に選ばれるのも、当然と言っていいほど年季を感じる駅舎であった。

この開放感。
埼玉県民お馴染みの長瀞・岩畳である。

このご時世なので、ラインくだりには乗船しなかったが、雄大な荒川が創り出した風景に、しばらく圧倒された。

岩畳までの商店街、どこを撮ってもレトロな雰囲気だ。

個人的にテンションが上がった光景。

フィルムカメラ関連の看板はもはや絶滅危惧種の域に突入している。

お金に余裕が持てるようになったらいつかは挑戦してみたい。

ロープウェイに乗って宝登山山頂へ移動。
このロープウェイは昭和三十年代製。

関東地方の中では最も最古のロープウェイでほぼ間違いないだろう。

私の祖父の時代から長瀞を訪れる観光客を迎えていると考えると感慨深い気持ちになった。

ロープウェイに課金したので、こんな景色にもすぐ出会えた。

雲の形が偶然にも富士山のようになっていた。
無性に富士山のそばに行きたくなってきた。

小動物園があるので入ってみる。
サル園から見える景色も絶景だ。

下にはたくさんの小猿が集まっていて可愛らしい。

他の小猿とじゃれたり、
遠くに行きすぎて、母猿に足を掴まれて持っていかれたり、
母猿におんぶしてもらって移動する子もいた。

そんな小猿達を観察していると、あっという間に時間が過ぎていった。

見返りイケメンなやぎさん。

真っ白な羽毛が綺麗なあひるにも癒された。

駅まで戻ってきた。
気がつけば日が傾きはじめている。

日暮れが早くなりつつあることを感じながら下山した。

麓まできた。
そういえば、宝登山神社への参拝がまだだったので、急いで向かった。

階段の向こうに佇む本殿はいかにも神聖な雰囲気を醸し出していた。

参拝完了。
秩父の神社はどれも彫刻が色鮮やかで美しいが、個人的にはこの宝登山神社が一番好きだ。

秩父地方に伝わる龍神伝説が、綺麗に再現されていた。

夕飯はゆったりとファミレスで、
近所にもあったが潰れてしまった店だ。

中学校の打ち上げでなどでよく使っていた。
あの時一緒に笑ったあいつは今何をしているのか…

皆の未来が良いものになっていることを願いつつ、ピザを頬張った。

そして2日目……

昨日はとても歩いたので、2日目はのんびりと神社を巡って帰ることにした。

最初に訪れたのは秩父今宮神社、御神木の大ケヤキが有名な神社だ。

これが大ケヤキ。
鳥居の先は聖域の為入ることは出来なかったが、それでも十分すぎるほどのパワーを放っていた。

この写真だけでも、細かく枝分かれしている満面の緑に吸い込まれそうな勢いがある。

このケヤキに手を合わせて、今宮神社を後にした。

続いては秩父神社。
有名な秩父夜祭の時は、山車が集まり熱気に包まれるのだが、残念だが、おそらく今年は行われないだろう。

夜祭も1回は見物してみたいものである。

こちらが本殿、一部改修中なのが残念だった。

しかし、彫刻の華やかさ、荘厳さのバランスが非常に良くまとまっていて、秩父を代表する神社に相応しいと思った。

その後、隣の秩父祭り会館にもお邪魔し、秩父の祭りについて学習した。

3D映像で見る秩父のお祭りに圧倒された。
さっき以上に秩父夜祭を見物したくなった。

はやくコロナの波が去り、お祭りやスポーツなどのイベントが盛んになりますように。

木からミスト、面白い工夫だと思う。

この暑さには必要であり、庭園をミストが幻想的に魅せていた。

賛否両論ありそうな気もするが、
少しでも多くの人に愛される神社になるには、こういう工夫も必要だと私は思う。

いよいよ、帰りの電車の時刻が近づいてきた。
最後に訪れたのは、是非とも行きたかった喫茶店
千茶古 [ちゃこ] だ。

創業45年、古民家をモダンな洋館風にリノベーションした店内が美しい名店だ。

誰もいなかったのでこっそりと…。
店内はこんな感じで、開放的な雰囲気だ。
古民家というより、山小屋にみえる。

中央には庭もあり、とても素敵な空間だ。

喫茶店で私がよく頼むメニュー、ハヤシライス。

個人的に、ハヤシライスが美味しい店はあたりだと思っている。

千茶古のハヤシライスはルーのトマトの酸味と、キノコ更に玉ねぎの甘さがよく絡まっていた。

感動するほど美味しかった。 秩父で45年も続く理由が確かに分かった。

デザートのバニラアイスとアイスコーヒー

アイスコーヒーはとても苦味が強く、飲みごたえがあった。

ごちそうさまでした。
また訪れたい。

秩父駅で、電車を待っているとやってきたのは5000系

60年代から都営三田線を走っていた車両だ。半世紀以上前の車両が見れるとは、今日は運がいい。

モノクロ加工すると、本当に60年代に来たような気持ちになった。

周りののどかな景色も60年代感を演出している。

デビュー当時はこんな様子で、ニュースが放送されたのだろうか……

そんなことを考えながら、西武秩父駅に向かった。

西武秩父駅で西武鉄道の新型特急001系 (ラビュー)に乗車、飯能駅の乗り換えがない分ゆったりと乗車できた。

車内の配色と、快適すぎるシートを満喫した。
何回みても大きな曲面ガラスは芸術的だ。

そんなこんなで1泊2日のあっという間の秩父旅行を楽しんだ。

本当に素敵なものは、近場でも見つかる。
そう思えた旅行であった。

それでは、次もまたどこかでお会いしましょう。

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