仁科勝介さんの写真集「どこで暮らして」を買った。
東京23区内にある、山手線やメトロなど490駅1200kmを巡った記録。
購入した経緯は、Twitterでたまたまこの写真集の宣伝を見て、フォローはしてなかったけど、そういえばときどきこのひとのツイートがおすすめの方に流れてくるな、くらいの認識だった。
気になって購入ページの商品説明見たら、すごく面白そうに思ったのと、今回の売り上げを、今現在敢行している「全国旧市町村を巡る旅」にあてるらしく、ぜひそれの一助になればと思い購入した。
以下、読み終わってすぐiPhoneのメモ帳に書いたものをそのままコピペした箇条書きな感想文。
東京へのイメージが変わった。
大都会でひとやモノ、高層ビルが溢れていてとにかくゴミゴミしている住みづらい。
でも、それはひとつの側面でしかなかった。
東京にも地方(滋賀)と同じように緑が溢れていて、古くからある商店街があり、なにより思ったより空が広かった。
遊ぶのには最高だけど、住みたいとは思わない街。
ずっとそう思ってたけど、この写真集にうつる町並みを見て、その考えが変わった。
もしこの先どこかで東京に住むことがあっても、きっと住んでみようと思える。
あとがきで仁科さんが、
「東京にもおそらく全国のまちと変わらない、なんの変哲もない日常が溢れていた。そこに東京という枕詞はないように思えた。ただひたすらに暮らしが存在していること。
(中略)
だから、東京も普通でいいのかもしれない。意味を持たせなくても構わないんだ。あなたがどこで暮らしていても、あなたが編んできた日常こそがいちばん大よりもかけがえのないことだから。もうそういう時代で大丈夫なんだ。ぼくにとっての東京は、かつての東京ではない」
と結ばれていたのを読み、つくづくその通りなんだなって思った。
仁科さんのように全国全ての市町村を行ったことはないけど、これまで色んな土地に住み、そこで暮らすひとびとを見て、◯◯は、みたいな枕詞をつける必要はないんだなって。
土地が異なれば文化や暮らしかたも変わる。
それくらいで、あとはどこも同じような風景がかたちづくっているんだなって。
狭くて小さい島国日本、そのなかにはまだまだ知らない広い世界が待っている。
そんな気持ちになった。
買ったかいがあった。とっても素晴らしい写真集だった。
いまは全国にかつてあった旧市町村を巡る旅をされているらしい。
その旅で出会った風景たちを一緒に共有できるのを、楽しみにしたい。
もう少し添削すべきと思いつつ、とにかく読んで真っ先に思ったことをそのまま書きたいと思って書いたから、それをそのまま提出。