オンラインサロンに入ってみて思うこと
※僕の正直な気持ちを書いています。きっと不愉快に思われたりする人もでてくるでしょう。ただ、これだけは言いたいのは、僕はそういったことも考えた上で書いています。誰かを不愉快にさせたくて、誰かと喧嘩したくて書いているわけではありません。それを頭の隅に入れて頂いた上で読んで頂ければ幸いです。
今年の元日に、SHOWROOMというサービスを提供している会社の社長である、前田裕二さん主催のオンラインサロン「メモ魔塾」というグループに入ってみました。
ひきこもっていた頃、前田さんの著書「メモの魔力」という本を読み、書いてあるメモの方法論もそうですが、単純に前田さん自身に凄く興味がわきました。もうひとつ、年明けから頑張ってまた活動しようと考えた時に、何かしら新しい環境に身を置いてみようと考え、入ることにしました。
結論から言うと、「よくわからない」の一言。
それは、そこに所属している人々だったり、その人たちとの距離感だったり。とにかくわからない。
入ってみた印象としては、「とにかく身内感がとても強い」こと。
それがオンラインサロンというものだろう、といわれたらそうなのかもしれない。
確かに、同じ思想や目的、共通の話題がある人たちが集まって組織しているんだから、それはそうなのだろう。
サロンが出来る前から、東京や地方によっては「メモ魔会」と呼ばれるメモの魔力に感化され、もっとメモの良さを広めようや深めていこうといった会も催されていた。サロンに入った時から、そういった会で知り合った、あるいは別の共通のサロンに入っている人たちですでに仲良くしている光景が随所で見受けられた。
「輪に入りづらい・・・」そう思った。
そうは言っても、入ったからには自分を変えたいし色んなひとと話してみたいから、と思って声をかけてみる。
Twitterも、去年の夏なんとなく作ったアカウントを使って、そっちでもフォローしてみる。
流れてくる、飛び込んでくるプロフィールやツイートを見てみると、
「前田さん好き好き大好き!」
随分とオーバーな・・・と思われるだろうが、僕からしたら本当にこれくらいの温度で見えるのだ。
確かに、前田さんの生き方考え方人への接し方、なによりも溢れんばかりの優しさと愛情は、わかる。そういう人なんだって。僕もそういうところに惹かれて興味を抱いたんだから、別にそれで、好き!ってなることにわかりこそすれど、否定するつもりは毛ほどもない。
ただ、あくまでそれはその人自身のパーソナルな部分であって、プロフィール欄や、はてはツイートにまでその熱量を存分に発揮されると、
ハッキリ言って「ウッ・・・」となる。
そういう人たちが、何人もあつまって「前田さんのここが大好きトーーク」とかやられた日には、そっとTwitterを閉じる。
もうひとつ、ちょくちょくイベントや課題なんかが出たりもする。
それも参加しづらい。というかしたいという気持ちが起きない。
「これだけ前田さん大好きで、さらに凄い経歴を持った人たちばかりなんだから、別に自分が参加しなくてもいいか」となる。
自分に都合のいい理由をつけて、逃げているだけだろう?
きっとそう思う人もいると思うし、確かにそうだと思う。
僕は逃げている。あらゆることから。自分で変わりたいと思って入っておきながら、子どもみたいな理由を自分に言い聞かせて。逃げている。
けれども、決定的に僕が「傍観者」としていようと決めた出来事がある。
あるグループ(サロン内には部活やサークルと呼ばれる、個々のグループがいくつか存在する)で、ZOOMというオンライン会議アプリを使って、飲み会みたいなのが催されたときである。
最初は飲み会として開催されていたが、メンバーの何人かがテンションが上がって、「みんなのメモを発表しあおう!」という流れになった。
全然予想していなかったが、こういう突発的なノリにも対応できるようにならないとな、と思い参加することにした。
これは僕の自業自得ではあるが、普段殆どメモしていないため、なかなか思うように書けず、苦戦した。とはいえ、なにごともやってみる精神でやるだけやってみた。
順番に発表していき、いよいよ僕の番になり、発表した。
すると、聞いていたメンバーのひとりが途中から急にソワソワしだした。
僕はそれが気になり、発表しながらちらっとその人の顔を見てみた。
あきらかにつまらなさそうな顔をしていた。とても聞いていられないと。
確かに僕の発表は散々だった。自覚している。結局何いいたいの?といった具合の酷さだった。さぞ、聞き苦しかっただろう。普段自分がいかにメモをしていないか。すべてはそれに尽きる。
でも、僕としてはもうそれで完全に気持ちが醒めた。
オンラインとは言え、こうやって初めてメンバーの人たちと顔を合わせて、自分の不甲斐なさとは言え、それでも、精一杯自分なりにやって臨んだ結果、ああも露骨に不快感露わにされたら、そりゃあ、萎える。醒める。
でも、別にそれでその人を責めたり怒るつもりはない。
例えば、実業家のホリエモンも、プレゼンなどを聞いていて、内容が面白くなかったら、あきらかに機嫌悪くなるで有名だし。逆を言えば、それを見て僕がもっと良い発表ができるように改善しないといけない。そうも考えている。
けれども、サロンの主催者である前田さんが「世界一優しいサロンを」と発足当初から、ことあるごとにおっしゃっているのに、なのにその態度は果たして優しいのか。
諦めずに、喰らいつく姿勢でいけば良かったのかもしれない。多少不愉快に思っても醒めても、我慢すれば良かったのかもしれない。あるいは本人に直接言えばよかったのかもしれない。
でも、かつてつとめていたアパレルの会社で、バイトの女性に半年間散々いびりにいびられ、小言を言われ続け、全ては「あなたのためを思って、良かれと思って言っているんだから」という言葉に耐え続けた結果、心が壊れ、うつになり、ひきこもることになった僕としては、その時を思い出しそうになって、逃げた。
逃げた。これを書いている今も、色々思い出してきて手が震えている。
無理だった。何を言われても構わない。臆病だとか弱虫だとか、何をどう思われても構わない。無理。
そこからはもう、その人がいそうな会には行かないと決めた。
5/6に、とあるグループの親睦会があったが、正直それも参加する気にならなかった。その人もそのグループに所属していたから。
けれども、そのグループのリーダーをしている人には、日ごろからお世話になっているし、少しでも参加して喜んでもらえるならと思って参加した。
もし耐えられなくなったら、途中でそっと抜けようと思っていた。結果としては、そうせずに済んだが。
少し話が変わるけど、昔自転車専門店の会社につとめていたころ、僕主催の飲み会を開くことがたびたびあった。主に同期を募っていたが、ときに中途入社の人だったり、下の期の人たちだったり、多い時には30人以上の規模のときもあった。
そういったときに、主催者である僕がとにかく意識していたことは、「誰ひとりつまらないと思う人がいないようにする」
会が始まったら、全員に参加してくれたお礼を言う、手伝ってくれたひとはもちろん。そして、会の最中は必ず全員のところに行き、喋るようにする。
あくまで僕の勝手で開いた会に来てくれたんだから、ちゃんと満足して帰ってもらいたい。楽しんでもらいたい。
それだけは、初めて開いたときから、ずっと意識している。
そのかいあってか、ずっと参加してくれたみんなからは、楽しかったまたやってほしいという言葉をもらっている。
グループで活動する。ましてそれが誰かが発起人となり、そこに多数の人が集まるようなものならなおさら、これが一番大事なんじゃないかと思っている。
たとえ何人いようが、全員が満足してもらう。それが何よりも重要だと思う。
なぜ今になって、こんなことを書いたのか。
正直僕もこれを書くか何日も悩んだ。書かずに自分の肚の中にとめておいた方が良かったのかもしれない。
ただ、サロンの加入者数が8,000人になり、10,000人の加入者数まで目前となったいま、これだけあらゆる思想やスタイルを持った人が混在するなか、正直僕以外にも僕と似たような人はきっといると考えている。
長く接客業をやってきた身としては、ひとつのクレームが起きると、それはその人ひとりだけでなく、他にも何十人と同じ不満を抱えている人がいるというのを体験したからこそ、言える。
もう一度言うけど、僕は別に誰かと仲たがいをしたいわけじゃない。誰かを傷つけたいわけじゃない。ただ、きっと僕のことを知るサロンのメンバーの何人かは、「あいつは結局なんなんだ」ときっと思っているかもしれない。
サロンに入って4か月。これからますます大きくなる組織に属している身として、これから僕はどうしたいのだろう。なにができるのだろう。
こんな私情丸出しの文を、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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