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【M社】職場前線異常あり⑥秘書

以前まで有料だったが、初めから有料では、
読み手側の皆さんにサービスが悪いので、
本日11月10日より①から全エッセイを無料公開します。
無料なので、よければ読んでいただけたら有難い。
♥まーくにイイね。法的に問題にならない内容で、
コメントや感想お待ちしています


たまーに熊本に旅行気分でやってくる初代社長。
工場のお偉いさんが、空港までお迎えに上がる。
ここまではいつもの風景。
しかし、今回はいつもと違う。日勤の社員を一斉に集め、社長のありがたーいお言葉を聞かされる。
オウム真理教の麻原並みの説法や仕事に対する意識や経験談を話す。
工場のお偉いさんは神の言葉とばかり聞き込んでいる。
しかし、大半の社員の視線は社長ではなく、その横にいる女性だ。

年齢は、当時の私と同じくらいの若さ・・・
25~30歳手前 見た目も容姿もソレなりに良い。
そして、社長が、横にいる女性を紹介し始めた。
なんと「秘書」だと言うではないか!?
当時、営業で丁稚奉公をやっていた二代目の現社長よりも若かった。
二代目は、入社時期は私と同期だった。
しかし、私はペーペーの昼飯注文係り。
二代目は、いきなり「部長」という肩書だった。
すこし横道にそれた。
その秘書はいわゆる初代社長の「何でも係り」だと言う事や、
大人の事情って事も分かっていた。
同じホテルに泊まり、そしてまた大分や東京や青森へ・・・

この秘書の事は社長の奥様は知っていたのか?
二代目は知っていたのか?
疑問だが、熊本に来るときは、秘書がお供する様になった。
泊るホテルは決まってKKRホテル(そこそこ良いホテルで繁華街にちかい)
社長たるもの秘書の1人や2人は必要なのだろう。
しかし、秘書=息子より若い女性と言う事は・・・そういう事なのだろう。コレで「M社」の初代社長は、昔ながらの社長というイメージを体現した。
さぞかし満足で充実した社長業を謳歌していたにちがいない。

おしまい



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