健康への旅路
理屈を完璧に理解しないまま回数を繰り返すことで、安全や安心を買おうとしている傾向がここ一年半くらいボクを悩ませてきた。
こんなご時世だから仕方ない。
「ヴァイラス一発ヒットでドボン」
な訳だし、高齢者と同居する身としてはやりすぎなくらい気をつけるべきだと思ってきた。
しかしながら、あまりにキチンとやろうとする(思う)あまりに、手数ばかり増えて、日常生活に支障をきたすようになってしまった。
心拍や筋肉が変だったり、悪夢にうなされて夜中に飛び起きたり、これじゃ「ドボン」する前に他の病になってしまう(もう半分なっている)。
そんな訳で、「理屈をしっかり飲み込めていて、それに基づいて正しく動けば100点」をモットーに、120点を目指して無理をするってのをやめようと急に頭から指令がきた。
以前のように、「帰宅後に手洗い・うがいもせず、そのままコタツやベッドに入る」
そんな世の中に戻るとも思えないし、戻ったとしても自分の中の「危機管理センサー」がしばらく許しちゃくれないだろうとは思う。
でも、きっと少しはマシに思える世の中に戻る日は来るはず。
その頃になって、相変わらず旅先から帰ってきて玄関で即着替えたり、即シャワーを浴びなきゃ!となったりするんじゃ、いかにも大変なことだ。
手洗い・うがいぐらいは染み付いていて良いとは思うけどね。
いまのボクのこの心配性が治るのが早いか、世の中が落ち着くのが早いかの競争をして楽しむしかないなと、そんな風に思うに至った訳です。
ちょうど同じ頃、どちらもおさまるといいなーって。
基本的にせっかちな方なので出来る限りのんびりしようかね。
120点を目指すのは蛇足。
蛇に足がついたらそれはもう蛇じゃないもの。
「満足感や安心感のために、目的以上のことをするのは愚かだ」って分かっただけでも今日の進歩は大きい。
丁度、「健康への道」という長く険しい旅路のマイルストーンが見えた格好だ。
GIO.